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昨日の個別コンサルは「 講座内容の添削 」です。初開催する対面講座(40代女性のアンチエイジング)の内容について、提案する方向性が合っているかアドバイスが欲しい、という相談です。
私は、美容健康やアンチエイジングに対する知識は「 0 」です。興味関心度も「 0 」です。そんな私ですがアドバイスができます。それは、講座づくりで大事なことは「 そこじゃないから 」です。ほとんどの専門家が、この「 そこじゃないから 」を講座の内容にしてしまっています。
講座内容の「 満足度 」とは?そこじゃないから!
アンチエイジングって調べると「 抗加齢 」「 抗老化 」と出てきました。「 老いに抗う 」ってことですね。それって…神への冒涜やないかw!
ってことは、本当のアンチアイジングってのは「 老いを受け入れること 」なんちゃうかね。老いに抗っている人って、なんちゅーか切ないやん…。ま、女子にとっては、そういう次元のテーマではないんでしょうけどね。ただ、個人的には、老いるという自然現象を受け入れて、自然体である人ほど美しく魅力的で、それこそがアンチエイジングなんちゃうかなと思ったけど…。(嫌われるなしかし!)
私、49歳です。アラフィフオジサンのアンチエイジングは「 抗メタボ 」です。腹デブオジサンって、いかに身奇麗にしてても、やっぱダサいやん…。醜い体型…。ので、めちゃ抗っています。
あ、で、アンチエイジング講座で提案したのは
「 3歳若見え 」
です。女性にとってアンチエイジングってのは一般的な言葉でしょう。が、その言葉自体に魅力はありません。それを「 3歳若見えの〇〇方法 」にした瞬間、その魅力は数倍化します。(という仮説)
アンチエイジングって言葉は知らないけど「 えっ、若いですね 」って言われるのは、アラフィフオジサンでも嬉しいものです。(さすがに社交辞令かどうかは分かったうえで)
そ、アンチエイジング講座の満足度は、その講座内容ではなく「 3歳若見え 」という未来を思い描いてワクワクしてもらえるかどうか?です。
専門知識攻めという拷問あるある
私に相談いただく講師のほとんどが勘違いしてます。それは、知識「 量 」が顧客満足だと思っていることです。なので専門知識をこれでもかーこれでもかーとパワポ資料に詰め込みます。講師の自己満足です。で、その心理背景には「 不安 」があります。知識量を提供しないと受講者に満足してもらえないのではないか?クレームになるのではないか?という不安です。この不安と比例して専門知識のページが増えます。資料を見た瞬間「 げっ 」ってなれば、それですw
地獄!拷問!
「 そこじゃないから! 」
アンチエイジング講座を申し込む人は、専門知識シャワーを求めていません。んなもんを買っていません。んなことに期待していません。欲しいのは「 抗加齢した未来の私 」「 抗老化した未来の私 」です。簡単に言うと「 若くなりたい(見られたい) 」んです。ので「 3歳若見え 」です。
「 3歳若見えの未来を手に入れたい! 」と思った人がはじめて専門知識を納得して受け入れます。「 なるほどー!その知識、勘違いしていました! 」「 今の説明で、最近疲れていた理由が分かりました! 」と、専門知識を自分事として好意的に受け取ってくれます。
専門知識を知りたい人などいません。専門知識で満足する人はいません。
「 そこじゃないから! 」
ダイエットしたい人は、専門知識が欲しいのではありません。「 10kg痩せた自分の未来 」を手に入れたいのです。できれば「 健康的に痩せた未来の自分 」「 痩せた自分に自信を持っている未来の自分 」「 若いですね、って言われて有頂天になっている未来の自分 」を手に入れたいんです。
相談者への問いかけ、つまり自問自答してください!
よりも大切な問いは
この言語化が100倍重要です。
の言語化と置き換えても良いでしょう。 顧客側の願望の言語化、手に入れたい未来の言語化です。これ、顧客にアンケートしても出てきません。アンケートは参考程度に扱って正解です。鵜呑みにしてはいけません。そもそも誰しも自分の願望を正しく理解して言語化しながら生きていませんからね…。ので、顧客の声や自分の経験を頼りに一生懸命「 妄想 」してください!
で、その顧客の手に入れたい未来に「 あなたの専門性 」が役に立つわけですね。
p.s.
昨日、半年に一回の歯科検診に行きました。で「 (歯茎の健康度が)めちゃ改善されている! 」って歯科衛生士さんに褒められて@ゴリラ有頂天です。いやぁ…嬉しいですね。なにせこの半年間、夜の歯磨きに「 10分 」向き合ってきましたからね。この歳でも歯茎って改善するんやっ!てのが普通に嬉しかったです。アンチエイジング?
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