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いつも心にユーモアを!
トラブったときに、その人の「 仕事力 」の本領が発揮されます。特に「 初動 」です。
トラブったときはリーダーの初動によって「 周りの気分が 」変わります。特に問題が起きたときほど「 気分の伝染力 」を知っておく必要があります。
本当に仕事ができる人ってのは、トラブったときにも変わりません。初動から落ち着いています。なんなら無理してでも笑顔を作ります。リーダーがいつもと変わらない初動だからこそ、周りは( あれ、そんなに大したトラブルじゃないのか… )と、冷静になることができます。この気分の伝染力を知っていることはとてもとても大事です。
一方、リーダーが初動でパニクって怒り散らかして犯人探しをすると、負の気分が一気に周りを支配します。お通夜お葬式と言われるアレです。いやぁ~何度体験してもあの空気感は嫌ですね…。マジで生きた心地がしません。なんでしょうね、生唾を飲み込む音さえも気になる重苦しい雰囲気は…。という、反面教師を何回も味わったことで、初動の大切さをとてもとても学ぶことができました。
大事なのは、変わらないと決めておくこと、です。で、できればトラブったときこそ空気を読まないユーモアを!です。私は陽キャじゃありません。ので、チームに「 天然陽気キャ 」が一人いて、何度も救われましたね。
お笑い芸人は、ピンチをユーモアに変える!
お笑い芸人を尊敬しています。そもそもお金を払って笑いを期待している人を笑わせるって超~高難度な仕事です。何よりも、人を笑顔にする仕事って素敵やん!!!
で、お笑い芸人って、どんなときも「 笑いに変えられないか? 」とチャンスを伺っています。それは、マスコミが深刻な問題にしたがるニュースをだとしても、です。
もちろん「 人を傷つけてまで笑いを取る 」というのは間違っています。が、深刻な問題であっても、眉間にシワを寄せたとて、何も変わりません。周りに重たい空気が流れ続けるだけです。そ、本当に仕事ができる人ってのは、問題の本質さえ見極めれば、あとは、全力で「 気分の伝染 」に気を配ります。
お笑い芸人をよくよく観察していると、個々人の技術が高いだけではなく「 チームプレーで 」笑いを創造し、増幅させているんですよね。笑いは特に「 笑えない空気 」になったしまったら、お通夜どころの騒ぎじゃありません。なので、笑いの火種を発見したら、複数人が便乗し続けることで、一気に空気を作っていくわけです。当初はそんな視点でTV番組を観ていませんでした。一度「 チームプレー 」という視点で芸人を観察してみてください。特にリーダーやファシリテーターの人には、めちゃくちゃ学びがありますからね!
良い気分を伝染させる言葉のかけ方
昨日、企業向けパワーポイント研修の3回目、最終回でした。この研修に参加された方々は、良い気分を伝染させるのが上手な方が多く集まっていました。Zoomのチャット投稿が100件以上です!なかなか、企業研修でチャットが好意的に活性化されることはありません。普段から、お互いをRespectし合っている職場環境なんだろうな、と想像できます。じゃないと、周りの顔色を伺って、投稿を遠慮しますからね…。もしくは、知識マウンティング取り始める面倒なオッサンが投稿した途端、チャットがお通夜になります…。
良い気分を伝播させるのは、ファシリテーターとしての腕力の見せ所です。私は、投稿されたチャットを「 全部読み上げ 」ます。で「 おぉ良い意見が投稿された! 」「 その視点オモロイなぁ… 」「 天才コメントのがいる! 」とポジティブリアクションを意識的に増やします。大事なのは、コメントに自分の意見を添えたり、解説に走らないことです。ただただ、ポジリアクションに徹します。
で、ちょっと趣旨と違うなぁ…とか間違ってるなぁ…ってコメントに対しても持論を展開しません。それを講師の私がやってしまった途端、チャット投稿は一気にお通夜モードに突入します。意見をされた本人はもちろん、周りにも緊張感が走ります。
ファシリテーターは「 意見をすることは良いことだ 」という空気を作り続ける腕力が必要です。自分の意見は必要ありません。とにかく川の水の如く意見が流れ続けることに神経を研ぎ澄ますわけですね。
特に、研修講師として大人数をファシリしながら研修を進める場合「 自分の意見を言わなきゃ! 」と力んじゃう人は注意してください。あなたが心血を注ぐタイミングがあるとすれば、それは「 初動 」です。あとは、参加者を信じていれば、良い流れが続きます。余計な手を加えれば加えるほど、川の水は濁っていきますからね!
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