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上司から「 ロジカルシンキングができていない! 」と最近よく言われています。自分で調べて考えているけど、また同じ事を言われる始末で悩んでいます…。
今週末「 ロジカルをテーマに講座をします。皆さんのロジカルに対してのお悩みをお題にします! 」と募集したら、サッと受講者が集まりました。そのうちの一人のお悩みを一部抜粋しました。
ロジカルって、学生時代に1秒も学びませんよね?私の記憶違いなんかなぁ???なのに、社会人になると、なぜか急に「 ロジカル思考 」「 ロジカルシンキング 」なんてことを求められます。
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この社会構造がロジカルじゃないんです。日本の教育制度下で、学生時代に思考力が育まれることってないよねぇ~。私みたいに、自分の意見を言わないと気が済まない人間は、幼き頃から思考し続けていました。が、これは「 特殊な家庭環境 」によって鍛えられてしまったスキルやから、再現性がありません。
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そ、つまり、やっぱり「 環境 」なんですよ。「 記憶力テストの優劣 」という環境で思考力が育まれるハズがありません。戦後ずーっとその「 環境 」やからね。例えば、海外であれば「 自分の意見が求められる環境 」です。意見が無い方がディスられる環境です。そんな環境であれば、自然と思考力が育まれます。常に、どんなテーマに対しても自分の意見を持つことになります。それが環境の力です。
ので、気づけば、ロジカルにシンキングする子どもがロジカルにシンキングする社会人になっているわけです。
今の日本においてこれを望むのは絶望的です。幼少期から、海外資本の学校に通わせる環境にないと、自分達の子どもも間違いなく、ロジカれない大人になります。保証します。
大人ができることは、子どもを支配することから卒業し質問ヲタクになること
大人が自分の子どもにできることは、指示命令管理監督ではなく、子どもに考えさせることです。つまり、質問を投げ続けることです。「 大人であるあなた自身も環境の一部である 」と認識して、ロジカルになることです。日本式学校には1mmも期待してはいけません。
残念な親は「 早く宿題をしろ 」と命令をします。「 いつまでYouTube見てるの? 」「 あんた今日、何時間スマホ触ってんの? 」と、質問形を装った詰問(恫喝威嚇)をします。思考停止教育を受けてきた人間は、思考停止教育の子育てを継承していきます。
ロジカルなシンキングを育むには「 宿題あるん? 」って聞きます。「 何が得意なん? 」って聞きます。「 何が苦手なん? 」って聞きます。「 なぜ? 」って聞きます。「 どの先生の授業がオモロイ? 」って聞きます。「 なぜ? 」って聞きます。「 ふーん、そら、アカン先生やな 」とか「 めちゃえぇ先生に出会えてラッキーやな 」って感想を伝えます。
日本式、ロジカルなシンキング風味
書いてきた様に、日本においてロジカルなシンキングの文化はありません。ので「 ロジカルにシンキングしろ 」という会話が成立しません。そもそも「 無い 」ので、するもしないもありません。できないんです。簡単に言うたら「 英語でしゃべれ! 」って言ってるのと同じです。「 英語って言語 」の存在は理解しています。が「 英語で話す環境に無い 」から、誰一人しゃべれません。しゃべれるのは「 会社内では英語以外禁止 」という「 環境(職場) 」に勤めている日本人だけです。
その意味で、ロジカルにシンキングするって環境に身を置きたいのであれば、コンサルティング会社は「 マシ 」です。コンサルタントと言っても全員ロジカルなシンキングではありません。ただのイメージです。みんな日本で育ってきたから同じです。ただ、コンサルタントがロジカルにシンキングすることが多い「 環境 」だから、一般的なビジネスパーソンよりは「 マシ 」になるって感じです。(程度と言えば、その程度です)
そんな日本においてロジカルなシンキングを育むには「 相手とQ&Aを繰り返して、お互いの認識力を合わせていく 」が正解でしょう。超~日本人っぽいアプローチです。で、そのためには「 100回同じことを聞いても怒られない 」という安心安全の「 環境マネジメント 」が必須です。ま、これを実践できるリーダーがおらんから、部下がいつの間にか質問せんようになるんやけどな…。だから結局「 指示する族 」と「 指示待ち族 」のままなんよなぁ…。はーい、絶望!
自分自身も相手にとっての環境です。し、自ら自分周辺の環境をデザインしていくこともロジカルなシンキングです。今週末のロジカルを考える勉強会、あと一人受講枠(少人数限定開催)があります。よければ、一緒にロジカルについてQ&Aしましょう。安心安全の最高責任者は私です。
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