企業研修講師神回|制限の中の自由~プロフェッショナル講師が持つべき視点

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結構な日本人が「 自由 」という言葉が好きです。もしくは憧れを抱いています。しらんけど!

私にとって自由という言葉は窮屈な言葉でもあります。私にとって自由というのは「 制限がある中でこそ意味を持つ言葉 」です。

例えば「 自由に何しても良いよ 」と言われると困ります。が「 一人で自由にしても良いよ 」「 3時間は自由ね 」「 3万円以内なら自由よ 」と、制限があるほど「 思考が解放 」されます。

制限があるほど思考が解放されます

多くの人は、制限があると制限に縛られていきます。思考を停止していくんですよね。私は制限があると守られている安心感と制限があるからこそ、その制限の中でどれだけ縛られずに発想するか?という自由思考になっていきます。

以下、エージェントを介して講師をしている人、今後したいと思っている講師やコンサルの方は、参考にしてください。制限と自由の考え方です。

ゲスト講師業務を請け負っているけど、コンサルプロとしてのプライドは動かさない

来週、企業研修の外部講師として登壇します。エージェントのクライアントに外部講師として登壇します。私のクライアントではありません。ので、基本的にはエージェントの指示に従って動いています。

・研修テーマは、エージェントとクライアントが決定
・研修参加者、会場、時間も、エージェントとクライントが決定

に従って、私が研修内容を提案(シナリオ、パワポ資料づくり、と当日の講師)

・に対して、エージェントとクライアントが内容を添削

で、ちょうど昨日、私のパワポ資料をエージェントが添削するというタイミングでした。

パワポ資料の添削というのは、私が普段やっていることです。つまり、私の仕事です。が、ゲスト講師として登壇する場合は、エージェントやクライアント企業の意向があります。ので、いわゆる添削が入ります。

Q:プレゼンプロの@ゴリラは、どこまで意向(指示)に従うのか?

今後、エージェントを介した仕事をしているorしたいと思っている講師やコンサルの方は、ここで必ず間違った判断をします。ので、参考にしてください。

1.ルールには従う
2.提供価値にはプライドを持つ

1.ルールには従う

例えば、講座時間が90分なら90分の講座を作成します。これを「 このテーマであれば60分で充分です 」とか「 2時間いただかないと無理です 」なんて意見するのはアホな講師の言うことです。決められた時間で最良のシナリオを描きましょう。私は「 時間の厳格度合い 」を確認しています。90分前後という「 目安 」なのか、90分を超えるのはタブーという「 厳格さ(絶対!) 」なのか、という度合いの確認です。

例えば、服装は「 ジャケット着用 」と言われたなら従いましょう。自分のクライアントであれば普段のスタイルを貫いても良いでしょう。が、よほど有名人で、普段からTシャツ短パンってことがスタイルとして認知されていない限り先方の意向に合わせましょう。ので、私は「 服装の注意事項の有無 」を確認しています。

例えば「 この表現は避けてください 」という添削に関しては従います。エージェントとクライアントの間での「 何らかの事情 」があると「 思われるから 」です。いちいちこちらの価値を押し通す必要はありません。ので、私は「 地雷の境界線 」を確認しています。いわゆる「 この表現 」を避けたとしても「 あの表現 」もダメな可能性があります。ので、一つ一つの表現を確認するのは無意味です。それよりも地雷の境界線「 温度感 」を確認します。

とまぁ、エージェントとクライアントの組み合わせによってルールは可変し続けます。ので、この部分に関しては、基本、従う選択でOKです

2.提供価値にはプライドを持つ

で、昨日、私が提案したプレゼン資料(講座内容)に添削が入りました。「 この2点を修正して欲しい 」という依頼です。

結論から言うと「 断り 」ました。それは、そこを修正してしまうと、私の意図するシナリオでは無くなってしまうからです。

私の仕事をご存じの方は、理解できるかもしれません。私は講師というプレーヤーと、講師のコンサルもする二刀流です。ので、自分でパワポ資料づくりも人前で話すこともやっています。で、パワポ資料づくりも人前話すこともそれなりの腕前です😁

が、そこが私の提供価値ではありません。料理人として美味しい料理を提供するのは当たり前、と同じ程度です。もちろん、そこにレベル差が生じるのはプロ野球やプロサッカーの世界と同様です。

そんな、私のプライドは「 シナリオ 」です。私が私である理由も「 シナリオ 」です。というか、プレゼンってのは、シナリオで9割です。その価値が分かる人と仕事をすることが、私の価値を最大限提供できるお付き合いになります。

つまり「 パワポ資料のデザイン 」に対しての添削であれば「 あ、分かりました~ 」と応じます。が「 講座のシナリオ 」に対しての添削であれば「 あ、説明させてください! 」となります。

これができない講師が多いわけです。なんでも「 言いなり 」「 指示に従う 」ことが正しいと勘違いしているわけです。

昨日、エージェントに大して私のシナリオ意図を説明をさせていただきました。で、結果は、元々の私のシナリオで進めることになりました。

伝えたいことは

1.自分が自分である価値を言語化しておく
2.で、その上で「 応じる 」「 応じない 」を自分で判断する選択肢を持っておく
3.応じないというのは拒絶ではなく「 価値が伝えられていない自分の責任 」なので「 説明させていただく 」選択肢も持っておく

です。ほとんどの講師が「 応じる 」しか選択していません。「 応じない 」場合があっても良いんです。もちろん喧嘩する意味はありません。が、説明する機会を諦めるな!ということです。結果、二度と仕事の依頼が来ない可能性もあります。し、逆に、自分が自分である価値を理解してもらえる可能性もあります。後者を増やしたい!と強く望むのであれば「 応じない 」選択する自由があるんです。選択は相手ではなくあなたの手の中です。※いずれにしても自己責任でその判断をしてください。

覚えといて欲しいのは「 全部従う必要がある 」ってのは間違ってまっせ、ってことです。それであれば「 あなたでなくても誰でも良い 」となっていきます。そんな仕事ばかり楽しくないからね。

判断に迷っているなら相談ください。優先順位が決まっていないから迷っているんです。優先順位を一緒に整理しましょう。最終的に判断するのはあなたですけどね!

そもそも What for ? meetingを実施しろ!

あ、そもそも、めちゃ大事なのがエージェントとの事前meetingです。

で、一般的な講師がやっているのは「 研修内容の確認 」です。これは、当然やりましょう。で、大事なのが

エージェントのWhat for ? を聞く

です。

エージェントとクライアントにおける
・今回の研修の目的
・どゆ位置づけの研修なのか
・この研修はエージェント企業においてどゆ意味があるのか
・なぜ、自社ではなくゲスト講師(今回でいうと私)に依頼するのか
・今回、私に期待していることは何か etc

エージェントのWhat for ? を確認する講師はいません。で、エージェントとしては、エージェント側の意図を汲んで、その立ち位置で仕事をしてくれる講師が嬉しいんですよね。

一般の講師は、講座満足度だけを考えます
一流の講師は、講座満足度は当たり前で、エージェントの課題解決も一緒に考えます

ゲスト講師で呼ばれた、雑誌の取材を依頼された、ラジオに呼ばれた、という「 お呼ばれされたとき 」は、その内容満足度以上に、相手の制限の中でどう自由に立ち回るか?が、本当の仕事です。そのためには、先方のWhat for ? を理解することです。保存しておきましょう!(やり方しらんけど!)

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