価値を理解してもらえない相手には、売らない選択肢を持ちましょう。
やっぱり、売上は欲しいです。一人でも多くの方に買ったいただく方が嬉しいです。自分の収入が増える方が嬉しいです。が、講師やコンサルタントの様に商品ではなくサービス、つまり「 価値 」を売っている個人ビジネスの場合、そもそもの「 価値 」を理解してもらっていない相手には「 売らない 」方が良い場合があります。相手に価値が伝わっていない場合「 思っていたのと違った 」「 期待していたサービスを受けられなかった 」なんて、クレームになったりします。これは、サービスの品質の問題ではありません。正しく価値が伝わっていないので、正しく価値を評価されていない場合に起きます。（伝わっていた上でのクレームは、こちらの提供品質を見直す必要もある）
講師やコンサルタントで良くあるズレは「 全体か部分か 」「 マインドかスキルか 」です。提供する「 幅 」とか「 領域 」です。購入者（受講者）は「 全体の解決策が得られて、かつ即効性のスキル 」を期待しているケースが多いです。一方講師は「 全体最適を目指しながら、まずは部分から始める 」「 スキルの重要性を示しながら、継続しないと効果は発揮しないからマインドを重視する 」ということに価値を置いています。ので、ズレズレです😭
それまでの関係性で、お互いの価値共有が行われている場合は、特に問題はありません。が、売っているタイトルやサービス案内をサッと見た程度での申込みであれば危険です。（売り込みのため煽り過ぎ、期待値を上げ過ぎの場合、要注意）
講師やコンサルは「 相手のお悩みを解決するサービスを売っている 」ことは間違いありません。が、一方で「 価値を示し続ける 」という責任があります。「 情報提供責任 」を放棄して、マーケティングや集客スキル、自動販売システム構築だけに勤しんでもしっぺ返しを浴びます。なにせ、クレーム対応に追われたりすると、時間やエネルギーの消耗は激しいです。個人事業主であれば、自分の時間を使うしかありませんからね…。し、気持ちもしばらく引きずります😭
SNSから集客する！という発想を変える。あくまでも、自分の価値を文字情報として提供し続ける。前提は、読者のお悩み解決。その情報提供スタンスは、他人軸を気にするのではなく、自分軸を気にする。一般論とか世間体とか慣習という「 型 」にとらわれる必要無し。であれば、自分が提供する価値がない。
キャリアとか実績という「 権威性 」だけのプロフィールを見直す。一番書いておかなければならないのは「 こういう人との仕事はしません 」という、自分の「 NO 」のライン。NOを明確に示すことで、自分を大切にする意志を「 自分で 」持てる。この意志を自ら確認することが最大の効果。
こちらが発信している情報ってのは「 ほぼ伝わっていない 」という前提で生きる。ブログ・SNS・Kindle書籍・プロフィール、多様な場面で情報提供し続けていた「 とて 」自分だけの情報を受け取られているハズもなく。また、読んでいた「 とて 」正しく伝わっているハズもなく。それは「 自惚れ、傲慢 」。ので、購入者（希望者）に、直接、どんな価値に期待を持ってもらえているか、を聞く。相手が口にしている情報が、その時点で理解されている価値。
とにもかくにも、サービスの内容だけではなく「 自分が大切にしている価値 」を発信し続けましょう。できれば、それは「 相手にとって役に立つ情報加工 」がされていることが望ましいです。じゃないと「 相手に読む価値 」がありません。
顧客を選んでいる状況じゃない！という個人事業主であったとしても、それ以上に大切な価値観は「 顧客に振り回されている場合ではない！ 」ってことです。自分で自分を振り回し続けましょう。マイペースで！
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