分かりやすい話を妨げる「 ですし構文 」の添削が言い切るトレーニングになる!

※1.5倍速がオススメ!

250407 言い切れない人に、言い切るための心構えを伝授します!

文章ってのは、まさにその人の思考癖、つまりその人の性格を推し量ることができるよな、って話です。

普段、文章を「 添削する 」って意識で読むことはないと思います。添削するといっても、誤植(間違い)を発見するという意味ではありません。「 より分かりやすくする 」「 伝えたいことを伝わりやすくする 」という添削です。添削理由を相手(文章を書いた本人)にロジカルに説明するつもりで添削することで、自分の文章力をあげるトレーニングにもなります。一度、お試しください。

普段から「 言い切り 」に慣れていない人は、文章も言い切れない?

全ての文章で言い切ることが必要!ということではありません。が、優秀なビジネスパーソンほど、会話も文章も言い切り型です。これは、好みの問題ではありません。職業理解の問題です。

◆プロ失格!?一言で言い切れないのはコメンテーター病!専門家は職業理解と嫌われる勇気を持って!
◆言い切る勇気!コンサルや講師で「 言い切り 」できない人は、ずーっと「 いい人 」のままで一流になれない本当の理由 

特に、専門家としてアドバイスを求められる職種の場合、言い切ることも含めて仕事です。

「 言い切り 」になっているか?の視点で文章を添削してみよう!

・嫌われる
・人によって事情が異なるから、言い切れない(言い切らない方が良いと思う)

言い切らない人の2大理由です。「 嫌われる 」ってのは、本人の思い込みなので特に対策はありません。あるとすれば「 誰に嫌われるんですか? 」「 嫌われたら何が問題なのですか? 」と詰問して言語化していくことです。が、いずれにしても本人の問題です。

2つ目の「 人によって事情が異なるから、言い切れない(言い切らない方が良いと思う) 」ってのは、詭弁です。これを言うのであれば「 私は、言い切りたくありません 」が正解です。世の中、どんなことであっても「 人によって事情が異なり 」ます。が、ビジネスシーンでそれを言い出したら、専門家である必要はありません。「 人によって異なりますね… 」「 会社によって異なりますね… 」「 地域によって異なりますね… 」

んなこと知ってるわっ!それを踏まえてお前にアドバイスを求めとるんじゃ!

です。ので、どんなことであっても「 合う合わない 」「 賛否 」があります。当たり前なんです。「 だから 」専門家は言い切ることが求められます。好き嫌いではなく、職業理解です。

分かりやすい話を妨げる「 ですし構文 」

 今回、相談者の文章をお借りして「 ですし構文 」のケーススタディにしてみます。私もつい「 ですし構文 」をやってしまいます。特にKindle著書では、何度も添削して、できる限り修正するようにしています。

(相談者の文章の一部を抜粋)
そのような中で強めの指示や業務が増えると、心身への負担が重なり、気分の落ち込みや意欲の低下など、いわゆる「5月病」と呼ばれる状態に繋がることもあります。

ですし構文ってのは「 ですし、 」って接続詞を多用することで「 あれもこれも該当しますよ 」と言い切らない文章を続けていくことになります。上の文章では、直接的に「 ですし 」は書かれていません。ので、高難度なケースステディです。どうでしょう、発見できました?

(相談者の文章の一部を抜粋)
そのような中で強めの指示や業務が増えると、心身への負担が重なり、気分の落ち込みや意欲の低下など、いわゆる「5月病」と呼ばれる状態に繋がることもあります。

太字の部分が、高難度な「 ですし構文 」です。私もよくやります。これを添削し、書き直すとすれば…

(@ゴリラが書き直すとすれば…)
そのような中で強めの指示が増えると、心身への負担が重なります。すると、気分が落ち込みなど、いわゆる「5月病」と呼ばれる状態に繋がることもあります。

言い切るというのは「 一文を短くすること 」の徹底です。ただし、意味を変えず、です。書いているときは「 癖 」で書いています。ので、あえて「 添削 」という意識を変えて文章を見る時間が必要です。慣れてくると「 無駄な言葉 」を無意識で使っていることに気づけます。

このトレーニングをすることで、自分の癖、つまり性格に気づくことが増えます。あとは、本人が言い切り癖に変えたいかどうかです。毎年、新入社員に癖を矯正していたコンサルタント時代の結果からすると、誰でも癖は改善できます。

ちなみに、分かりづらい「 ですし構文 」のひとつに「 ~と思います 」があります。本人が言っている(書いている)んやから、本人の意見です。が「 ~と思います 」と付け足すことで、言い切りを避けているわけです。これも癖です。私は、思いますと書かない方が良いと思っています。言い切った方が伝わると思います。気をつけていただきたいと思います。

あなたを専門家として頼ってこられた相手のためにも、言い切りましょう。

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