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ビジネスで切っても切り話せないのがセールス(販売)です。今日は、生っぽいケーススタディです。
私で言うと少額ながらもKindle書籍の自動で売上があります。オンライン講座も、いわゆる通販なので自動で予約が入ります。が、個別コンサルは、さすがに「 セールス(商談) 」の上で、契約になります。
「 セールスが苦手 」「 売るのが苦手 」というのは、脱サラ界隈、個人起業主界隈では「 響く 」キーワードです。SNSでは、セールスを切り口とした高額起業塾の宣伝広告が溢れています。それほど悩んでいる人が多い(売れる)証拠です。
私もセールスは得意ではありません。が、会社員時代に場数だけは踏んできました。で、セールスを学ぶと、必ず「 マインドブロック 」の話が出てきます。特に「 お金のマインドブロック 」の話に着地します。「 お金を受け取ることは悪いことだ、というマインドブロックを解除しましょう 」「 自分は高額のお金を受け取ってはいけないというマインドブロックに気づきましょう 」的なあれです。
真因は、お金のマインドブロックではない?疑惑
お金のマインドブロック「 も 」あるでしょう。が、実は、それが最深部ではない?というのは、今回のオチです。その奥がありました。
昨日、新規のお客様との個別コンサル【一回目】でした。ので、相談者の悩みを把握するため、彼女の人生を一緒に振り返っていました。
・現在会社員
・近い将来、独立したい
・そのためにずーっと勉強(高額投資)をしてきた
・が、成果が出ない
・何が?どこが?間違っているのか分からない
・ノウハウよりも、考え方を学ぶ方が良いのでは?と思うに至った
と、そんな悩みを抱えて私に辿り着かれました。良かったです、辿り着いて😁
これまで学習に数百万円を投資してこられただけあって、いわゆる「 高額商品 」は用意されています。が、これまで「 一度も売れていない 」と言います。で、さらに状況を聞くと…
一度も売っていない
ことが分かりました。つまり、お客様に「 セールス(販売) 」をしていない、と言うのです。
ここで言うセールスとは、直接お客様に声をかけることです。「 どないでっか? 」って声をかけることです。SNSなどで商品ページのリンクを貼ることではありません(それは宣伝)。相談者の手元には高額商品はあります。目の前にフロントエンドを購入いただいたお客様がいます。後は声をかけるだけです「 どないでっか? 」って。しかし「 セールスが怖くて 」目の前のお客様に一度も声をかけたことがないことが分かりました。
そりゃあ売らなければ売れません。数百万円の勉強(投資)が成果に繋がらない…のも仕方ありません。そんな彼女にも「 こんな高額を売っても良いのか? 」というお金のマインドブロックはあります。(自分はこれまで散々高額商品を買ってきているのに、ここが繋がらないのが人間の不思議なところですね)
が、どーも、お金のマインドブロックが真因では無いのでは…と、疑問に思ってきたわけです。
売れないのは、さらに深ーい部分に抱えているコンプレックス!?
A:毒親
恐らく間違いありません。私も毒親出身です。過保護、過干渉、俺が正義の暴君系、かつ「 キレる(いつも説教) 」の毒親です。相談者も、同じ種族の亜種系「 感情ブチギレ系 」毒親でした。
そんな毒親に育てられると、お金のマインドブロックではなく「 キレられるかも?に怯える対人コミュ症ブロック 」が何百層にも重ねられます。
だから、幼少期から大人になっても「 決められた線路を踏み外すことをしない 」「 規定内で 」「 顔色を伺って 」という選択をし続けます。いわゆる不良行為など思いもつきません。優等生もしくは、とにかく多数決に紛れた目立たない選択をし続けます。
そんなコンプレックスを最深部に閉じ込めたまま、自分が高額だと思っている商品を見知らぬ目の前の人に売る行為が、自動的に「 恐怖 」と結びついていたわけです。
キレられたらどうしよう…( つまり、クレームになったらどうしよう… )
当初、相談者は「 自分なりに作っている高額商品を@ゴリラさんにアドバイスをもらって作り直したい 」と言っていました。「 高額商品に自信が無い = 売るのに躊躇する 」という方程式です。ので、当初、私は「 一回でも売ってしまえば、問題は解決しそう 」と想定していました。つまり、現在の高額商品を変更することなく、セールストークを教えて「 売れた! 」という体験を味わってもらうサポートです。一度でも売れた!という体験が、彼女の思考を変えるんじゃないかな?と想定していました。
が、途中で路線を変えました。それでは、彼女の悩みが解消されないからです。
彼女には、売らないセールス体験が必要だった!
さらに、彼女は「 毒親を責めることはしたくない 」「 過去にチャレンジしようと思ったら、余計に苦しくなった 」という背景も抱えていました。つまり「 セールス = キレられる恐怖 」と向き合いたく無いという文脈です。なのに、セールスと向き合おうとしているわけですね。苦しくて仕方ありません…。
ので、私のアドバイス方針は決まりました。「 売らないセールス体験 」です。
彼女の悩みを聞いているフリをしながら、スルッと売らないセールストークをして、私の商品を売りました(疑似)。
「 あれ、気づいたら買っていました。本当ですね。全く売られたって気がしませんでした。 」
「 そっか、そーしたら良いんですね。 」
「 諦めていたけど、もう一度チャレンジしたい、という気持ちまで回復しました。 」
彼女に必要だったのは「 売られないセールス体験 」でした。自分が体験しちゃうと、座学で理屈を聞かされるよりも実感を持てますからね。
ということで、深層心理は「 毒親コンプレックス 」です。が、そこを認識しながらも、そこを克服する方向性( 深層心理と結びついちゃっているセールスの克服 )ではなく、彼女がやりたい!という気持ちが育まれる方向でサポートしていきます。
内向型は内向型なりに、というか苦手なことに命を投資するより、できそう!やりたい!に命を投資した方が少しでもワクワクしますからな。ま、とりあえず、今の段階で私に出会ってもらって良かったです😁
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