9割が勘違い!プレゼンはコンテスト「 M-1グランプリ 」ではございません!

※1.5倍速がオススメ!

250223 【有料級】プレゼン中級者上級者の「 勘違い 」を解除しておきます!

ホリエモン「 チョメチョメ 」|演歌デビュー
ホリエモンさんが演歌デビューってことで、早速PVを…ってなんで歌手デビューなん???って理由は知りません。で、歌は上手くない歌詞も響かない!ただ振り切っているからアホらしくって笑えてきました。もうなんちゅーか歌が上手い下手だの歌詞が良いとか悪いとかんなことは些細なことなんでしょうね。

週末プレゼンの相談をいただきました。今回の相談者も多くの人と同じ「 勘違い 」をされていました。ので、全プレゼンターの役に立つ内容にしてお届けします。

Q:2月に5社競合業のプレゼンがあります
(1)他部署を上手に巻き込んで進めていく方法は?
(2)プレゼンのコツがあれば知りたい?

という相談です。

いわゆる「 コンペ 」と呼ばれるプレゼンです。自社を含めて複数の企業に声を掛けられています。今回のプレゼンというのは、単発の案件ではなく「 業務提携できるパートナー企業 」となるチャンス!というプレゼンです。

・5社競合のプレゼン
・単発ではなく、今後の業務提携できるパートナー企業探し
・外国企業(最終的には英語資料、英語でプレゼン)
 →先方トップが来日、その際に日本の各社を訪問

こんな状況で、どうやってプレゼンしたら良いのか?ってのが、私への相談内容です。ちなみに、相談者は部門責任者の部長(日本人)ですw

業種をざっくりいうと「 翻訳 」です。海外のエンタメコンテンツを日本語に翻訳してリリースする仕事、とイメージしてください。クライアントが海外企業で、私の相談者が日本企業(日本語に翻訳してリリースする)側です。

業務提携先となれば、会社としてもある程度の大きな数字が確定することになります。そのため、会社としてもできれば選ばれたい(勝ちたい)わけですね。
※ちなみに、直近数年間の業績が落ち続けているので会社としても受注したい!という状況

(1)他部署を上手に巻き込んで進めていく方法は?

A:スケジュール作成

会社員であれば、他の部署の協力を得てプレゼンをする、という機会があります。会社員でなかったとしても、自分以外の誰かと合同セミナーや合同イベントを開催する、という場合があるでしょう。この場合、最も大事なことが「 スケジュール作成 」です。今回の相談者も4部署が連携しないと提案できない内容です。

プレゼン日が決まっているので、そこから逆算でスケジュール(いわゆる工程表)を作成します。

・mtg日(各部署と打ち合わせする日時)
・資料の提出日(社内締め切り)
・リハーサル日(責任者全員参加)

とにかくスケジュール作成がめちゃ大事です。スプレッドシートを使って関係者全員が可視化できる状態を真っ先に作ります。で、最も重要なのが「 リハーサル日を決めること 」です。99%が「 資料提出日 」を決めます。違います、リハーサル日です。

で、リハーサル日は、できれば全員参加です。少なくとも責任者は必須です。上手にプレゼンすることが目的ではありません。「 プレゼン当日に想定される質問、想定されるツッコミ 」を様々な角度から「 リハーサル時点で 」潰しておくんです。

スケジュール段階でこのリハーサル日を決めているかどうか?で、当日のプレゼンの「 質 」は3倍-5倍は変わります。リハーサルは「 参加できる人だけが参加する 」のではなく「 最重要ミッション 」です。

(2)プレゼンのコツがあれば知りたい?

これ、めっちゃ質問されます。で、ほとんどの人が私に期待されている回答が「 しゃべり方の魔法 」「 パワポ資料の魔法 」です。が、んなもん、ありません。その勘違いを外すことが、私が持っている唯一の魔法です。

A:相手のメリットを語れ!

ほとんどのプレゼンター、9割のプレゼンターが勘違いしています。
特に今回のように「 5社競合 」という競合プレゼンになると「 M-1グランプリモード 」に突入してしまうんです。つまり

自社の良さをアピールする

です。

「 え、自社の良さをアピールするんじゃないの? 」「 5社競合なんで、その中で他社より優れている部分、差別化できる部分をアピールするんじゃないの? 」って、思いますよね。

はい、普通はそう考えます。「 普通は 」です。だから、プレゼンの勝率が上がっていきません。ここに「 勘違い 」ポイントがあります。

A:相手のメリットを語れ!

自社が何ができるか?ではありません。あんたの企業にどんなメリットをもたらせるか?です。私たちと業務提携するとどんな良いことが起きるか?です。を「 一行目に 」「 一言で 」「 結論ファーストで 」お届けできるかどうか?で9割決まります。

その一行目がズバッと響けば、その後の説明を聞いてもらえます。が、一行目から「 自社アピール 」を始めたり「 自社概要 」なんかをダラダラ話し始めたら、THE ENDです。サヨナラ徹夜で作ったパワポ資料よ…。

で、そのためには「 相手のことを知ることに時間を割く 」です。今回の海外企業は初めましての相手です。であれば

・企業HP、商品
・採用HP
・SNSやリリース記事
・顧客の声

など、可能な限り「 相手の情報 」を知り尽くします。これは、情報を頭に入れろ!ということが目的ではありません。

(✘)相手企業の情報を頭に入れる
(◎)相手企業、経営者の「 最も 」興味関心があることを知る

です。「 相手が 」最も興味関心あることに対して、自社のリソース(資源)で貢献できることをプレゼンします。これで、勝率が3倍アップします。(10回中2回の勝利が6回勝てるイメージ) 

いくら自社の良さをアピールしても、相手の業績アップ、もしくは経営者の「 最も 」興味関心があることに触れていなければ、それはプレゼンと言いません。ただのおしゃべり時間です。いくらプレゼン上手、話し上手、パワポ資料上手になっても勝率が上がらないのは、この勘違いです。

※プレゼン相手が海外企業、国内企業、経営者、個人、関係ありません!本質、原理原則の話です。

(3)そして、チームワークを見られている

プレゼン当日ってのは、一方的に流暢にしゃべることと勘違いしている人が9割です。プレゼンというのは「 相手とのやりとり 」「 対話 」です。

で、相手は何を見ているかと言うと、プレゼンの内容だけではありません。ビジネスプレゼンは「 M-1グランプリ 」ではありません。コンテストではありません。ので、話し上手、パワポ資料がキレイなんてのは、点数の比率は低いんです。

そんなことより「 企業としての対応力 」が見られます。臨機応変な対応力、アドリブ力、チームワークを見ています。プレゼンが仕事ではなく、契約後、ずーっと仕事をしていくパートナーとしての適性を見ています。※個人の場合、個人としての人間性、対応力

それが、プレゼン中の「 質問への対応 」です。アドリブの質問に対して、いかに柔軟な対応をする企業か?です。その対応が良ければ良いほど「 業務が始まってからも安心して相談できそうだ 」と評価されるわけです。が、グズグズな対応、特に日本人的な「 一度、自社に持って帰って… 」という慣例的な応対をすれば、評価を下げてしまいます。( ここは、柔軟な対応力が無さそうやな… )とレッテルを貼られます。

「 だからこそ 」リハーサルが大事なんです。繋がりました?

プレゼンってのは「 上手にパワポ資料を作る 」って勘違いが最も多いです。そこでいくらスキルを磨いても大差ありません。今の時代、外注もできちゃうから特に大差ありません。んなことよりも、もっとお金と時間を投資することがあります。今回の記事を目にしてしまった人は、こっそりと保存して、10回は読んで10回は行動して、マジで自分の普通にしてください。
で、何よりも@ゴリラに相談してください。それが、結局、最も大事なスケジューリングです。

とりあえず、常識とか慣習に囚われがちだと自覚ある人は、ホリエモンの演歌を見てくださいw
ホリエモン「 チョメチョメ 」|演歌デビュー

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