残念ながら、話し方の勉強しても、あまり意味がありません。多くのビジネスパーソンは「 勉強の仕方 」を間違っているんです!
- 今年こそは勉強して、少しでも話し上手になりたい…
- あがり症で話し下手な自分を少しでも変えたい…
- 話し上手になって、できるビジネスパーソンになりたい…
この記事を書いている@ゴリラは、元一部上場コンサル社員歴16年。北海道から九州まで、数千人の経営者やビジネスリーダーに対してプレゼン&コンサルを繰り返す日々を過ごす。5億円以上を売上。2022年約24年間の会社員生活を卒業し@ゴリラとして個人で活動を開始。講師、営業、経営者、ビジネスリーダーに向け、プレゼン、パワポ、ビジネスマインドなどをオンライン専門で伝授し続けている。【特徴】シャイ、人見知り、毒舌
プレゼンで人生が変わる!伝わらないってストレス!伝わるって最高やん!
なぜ、話し方の勉強をしても意味がないのか?
結論から言うと、内向型のあなたが学ばなければならないのは「 聞き方 」です。「 質問力 」と言っても良いです。ここに気づかない限り、話し方を学び続けても、あなたが目指しているレベルに到達しません。実際、あなたは「 なぜ、いつまで経っても話し上手にならないんだ? 」という思いをここ数年繰り返してきたでしょう。で、また異なった「 話し方 」の勉強法に手を出してきたハズです。残念ながら話し方の勉強をしている限り、そのループから抜け出すことはありません。話し方の勉強をしたらよいのは「 既に、話が上手な人 」です。プロスポーツ選手が腕を磨くためにトレーニングする、そんなイメージです。アナウンサー、噺家、講演家、など「 プロの職業話し家 」が、腕を磨くためにトレーニングする、それが話し方の勉強です。
(✕)話し方の勉強する
(◯)内向型は、聞き方、質問力の勉強をする
「 聞き上手は、話し上手 」。話し上手な人の世界においては、一般的な価値観です。この感覚が分かる様になって、初めて「 話し方 」の勉強に意味が出てきます!
さて、ここで、真剣に考えなければいけないのは「 目的と手段 」です。そもそも「 話すこと 」が「 手段なんやで~ 」ってこと。で、目的はなんなんですか?と。
Q:何のために、話し上手になりたいのか?
この質問の回答が、目的ですね。話し上手になって「 受注確率を上げたい 」とか「 プレゼンの勝率を上げたい 」とか。「 チームメンバーに上手に意図を伝えられるようになって、仕事の生産性を上げたい 」とか。なんらかの「 目的 」があるわけですね、目的が。その目的を達成するための「 手段 」が「 話し上手になること 」という構図になっているわけです。
で、その手段、合ってる?
ん、、、残念ながら、この公式は、成立しません。なぜなら、ビジネスってのは「 相手の課題を解決すること 」です。もう少し広義な表現にすると「 相手に喜んでもらうこと 」です。受注確率もプレゼンの勝率もチームの生産性を上げることも「 相手の課題解決をすること 」の結果なんです。
受注確率アップ、プレゼン勝率アップ、生産性アップ = 相手の課題が解決される
では、相手の課題は?
では、相手が喜ぶポイントは?
「 仕事が上手な人 」というのは、ここを押さえています。「 相手の課題 」「 相手が喜ぶポイント 」を。で、どうやって押さえているかというと、それが「 聞く 」「 質問する 」というスキル、です。兎に角、仕事上手な人は、この「 聞くスキル 」が、めちゃくちゃ高いです。と言う事は、仕事が下手な人は、この聞くスキルが、超低いんですよね。で、内向型のあなたは、この相手の感情や表情変化を敏感にキャッチできる能力があるんです。だから、めちゃ得意分野なんですよね!!!
そ、いくら話し上手になったとしても「 相手の課題を把握していなければ 」使い道がありません!し、話し上手になったからといって「 相手の課題は解決されない! 」んです。ので「 話し上手にこしたことはない 」けど「 相手の課題を把握できる力を身に着けた方が良い 」んです。
90%が間違っている「 話し上手 」と「 伝わる 」の関係性!
伝わっていますか???
「 話し上手 」になったら、何がどうなるんだ?と。
そもそもビジネスにおいては、何よりも「 相手の課題を把握しないと 」何も始まりませんね。
相手の課題が分からないのに、流暢にベラベラ話しをしても「 煙たがられます 」涙。いますよね?気持ち良さそうにベラベラしゃべり続けている人、、、。相手は「 自分に興味感心ないことをひたすら聞かされる地獄 」なんです。地獄ですよね、あなたがその立場だったとしても。小学校の運動会の開会式、地獄でしたね!つまらない校長のスピーチとか、つまらないPTA会長のスピーチとか、つまらない市長のスピーチ代読とか、地獄でしたね!なぜなら「 自分に興味ないことをひたすら聞かされる 」時間だったからです!(あの人たちは、それこそ「 話し方 」を勉強して欲しいです笑)
そ、いくら、流暢に話したところで「 相手が興味関心がない話は、伝わらない! 」んです。だって「 聞いてないんだもん! 」
「 話し上手 」だから「 伝わる 」なんてことはありえません!
明日から簡単にできる!「 話し上手ですね 」と評価が激変する、魔法の話し方!
「 政治家 」なんか、典型的ですよね。人の話、全く聞かない!聞く耳なし!で、自分の話だけを、バーーーっと流暢に話し続けますよね。んな光景をTV番組なんかで見かけたことありませんか?あれですよあれ。兎に角、自分の言いたいことを、ひたすらベラベラに話し続けるわけです。で、視聴者の我々に伝わっているのは、その人の意見ではありません。「 あいつ、うざいな、、、 」です(涙。どうでしょう?
とは言え、あなたは「 話し上手 」になりたいハズ!というか「 話し上手 」という、評価が欲しいハズです!そんな方は、ぜひ、この質問を使いましょう。
とはいえ、やっぱり「 話、上手ですね~ 」と褒められると、嬉しいものです。私は、コンサルタント仲間からも、クライアントからも「 話し上手 」「 分かりやすい 」と評価をもらっていました。同僚のコンサルタントに「 コンサルタントとしての話し方 」を教え続けてきました。が、それには、秘密があります。ここまで書いてきたことで、既に気づいている方もいるでしょう。私が、ずっーっと実践してきた「 話が上手ですね 」と評価を得るためにやってきたこと!それは
相手が聞きたいことを話す!
です。はい、私はずっと「 相手が聞きたいことを話す 」を意識的にやってきました。伝わっていますか???記号で整理しますね。
(✕)自分が話したいことを話す
(○)相手が聞きたいことを話す
このことを意識して実践しているビジネスパーソンは3%もいません。つまり97%の人は「 自分が話したいことを話す 」しかやっていません。居酒屋でしゃべっているならいいんです。「 人志松本のすべらない話 」も、自分が話したいことを話せばいんです(あの番組の本質は、また、別の機会で!)。でも、ビジネスは違います。それは「 相手の課題を解決するために、話す 」です。というか「 これだけ 」です。これを平たい日本語にすると
相手が聞きたいことを話す!
になるわけです。一流の営業パーソン、一流のコンサル、一流のホスト、一流のホテルパーソン、は「 相手の聞きたいことを話して 」います。だから一流なんですけどね。その結果、商品が売れたり、指名されるんです。逆に、兎に角、自分のこととか自社のこととか商品のこととかをしゃべりまくっている人は、売れません、、、。自分が話したいことを話している限り、その評価が変わることはありません。で、また「 話し方 」を勉強し続けます。このループから抜け出さない限り、といか気づかない限り、生涯、解消されることはありません。
(✕)自分が話したいことを話す
(○)相手が聞きたいことを話す
だから
聞かなきゃあかんのです。聞く勉強、質問力を学び直さなアカンのです。
Q:どうなりたいのか?
Q:現状は?
Q:何に困っているのか?
Q:その原因と思われることは?
Q:どうしようと考えているのか?
などなど。兎に角、聞いて、質問して、相手のことを理解しよーとして、相手の課題を発見しなきゃあきません。課題が発見されない限り、当然「 課題は解決されません! 」。あ、このことも、いっぱい書かなきゃならぬので、別の機会にします。
自分が、話し上手にならなくても、相手に聞けば良いんです。相手の課題が解決されれば、話し上手になる必要はありません。ぜひ、明日から学び直しを実践してみてください!内向型の得意分野です!
おしゃべり怪獣ではなく、超一流銀座のママを目指そう!
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