私、お笑い好きやど、お笑いにうるさい人です。とても。
例えば、M-1グランプリでいうと、優勝者が翌朝の番組にゲストで呼ばれて
「 それでは、昨日の優勝した漫才を披露していただきましょう!どーぞ! 」なんて流れに殺意を覚えるほど、お笑いにうるさい人です。
あれは地獄です。見せられている側も地獄です。が、やらされている側の気持ちを想像するとたまりません。こんな悪趣味なことをさせるTVプロデューサーはマジでいかれてるな、と罵っています。お笑いにうるさい人です。
いやいや、かまいたちやろ!
2019年の優勝はミルクボーイでした。本戦はのコーンフレークは間違いなくM-1史上最高得点の演目でした。が、最終決戦の「 モナカ 」が(あ、全く同じパターンや…)って会場がいったん滑ってるんですよね。かまいたちの「 どこで息吸ってんねん! 」が上回っていましたね。いやいや、かまいたちやろ!
いやいや、和牛やろ!
2017年の優勝はとろサーモンでした。和牛が本戦で演じた「 ウエディングプランナー 」は、第2期M-1グランプリ史上最も美しい漫才です。その鮮やかな伏線回収に笑いと感嘆のため息が出ます。いやいや和牛やろ!
このこの慟哭の冠 @久保田 かずのぶ (著)を読んで( いや、とろサーモンが優勝で良かった… )って思いました。
お笑い好きの人が読んでも面白くないでしょう。芸人さんをRespectしている人はオススメです。お笑いにうるさい人には超~オススメです。読んでて感動させられるとは思っていませんでした。で、この本「 繊細さん向けの自己啓発の良書 」でもあります。
読後、お笑いにうるさい人は、必ず2017年のM-1グランプリを見返したくなります。えぇもちろん私は見返しました。まさか、決勝本戦で、そんなことをつぶやいていたなんて…を確かめたくなります!
やっは芸人さんって、繊細な人多いんやろな…。じゃないとあれほど的確なタイミングで的確な描写できひんからな。いやぁ良書でした。
GWの読書のひとつにどーぞ!
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