「 指示待ち族 」をせっせと量産する「 指示する族 」が正解です。

服屋さんに入店したまさにそのタイミングで「 良かったら試着してくださいね 」と声をかけれたら、殺意と舌打ちと共に退店します。頭の中では罵詈雑言と本社へのクレーム内容さえ浮かんでいます😁。入店したそのタイミングで試着室に向かう人は、この世にいません。誰かに追われている人だけです。彼彼女らは十分大人なので、この程度の低い接客は本人の責任です。要は、思考停止している人の特徴です。

いつのころからか「 指示待ち族 」という言葉が一般化しました。が、これ、良質な仕事をしている人は分かります。「 大人の責任逃れ 」というか「 責任転換 」であることがです。

「 指示待ち族 」を大量生産しているのは、思考停止している大人です。「 指示する族の大人 」が指示しまくるから「 指示待ち族 」が大量生産されます。その典型が「 子どもへの指示(急かす、先回り、説教) 」です。悲しいかな、大人は「 子どものため 」という最強の盾を人質にして、自らの子どもを「 指示待ち族 」将来的には「 思考停止族 」を育成していることに気づいていません。「 早く食べなさい 」「 先にお風呂を済ませなさい 」「 宿題終わったの? 」「 手を洗った? 」。いやぁ、もう、恐ろしいです。指示する族の大人が、日々、指示待ち族を育成しています。

この議論は「 とはいえ、子どもには最低限のことは言わないと… 」という、これもまた、正しいと思われる風の日本語を並べては自分の行為を正当化します。が、その結果、大人になった今の自分自身であることには気づけません。思考停止とメタ認知の欠如である、大人の自分をです。

と「 指示待ち族 」の真実の構造的にはシンプルです。「 指示待ち族 」という言葉を流行らせることで「 指示する族 」の責任を転換しているんじゃないかな、と思います。というか、より一層「 思考停止の大人 」を増やしている気もします。とはいえ、なかなか、人は自分のことは気づけない様にできているものです。

ちなみに、ここまで「 正しく 」言語化してしまうと、強烈に反発を覚える人も出てきます😁

ちなみに、私は、幼少期からビックリするほど説教されて育ってきました(ブログや書籍にも書いています)。自分の良識を全て正しいこととして100%押し付けてくる父親に育てられました。指示する族というか「 恐怖で支配する族 」です。本人にはそのつもりがないので、余計にややこしい構造です。お陰で、最強の反面教師を得ることができました。

古き良き日本には、程度の差はあれ「 俺が正義だ族 」の親が、子供の思考停止を促進させていた側面があったでしょう。それでも、高度経済成長期は良かったわけです。指示されたことをやっていれば、経済が成長し潤っていたからです。思考停止&指示待ち族の反動が、この20~30年に渡る日本経済の状況と言えば、言い過ぎでしょうか?

その日本代表の様な反面教師のお陰で、私は、我が子に何も指示をしたことがありません。スーパーの駐車上は車だらけなので、とにかく走るな、歩け!という「 命の危険 」があること以外は、何も指示をしたことがありません。ゲームをしまくっていても、You Tube観まくっていても、彼や彼女の問題であって、親の私には関係ありません。し、彼や彼女の為と言いながら、全ては親の都合というタイミングでしかないから、本質が伝わることはありません。私は「 親の価値観を一方的に押し付けられて 」さんざん嫌な思いをしてきたので、そのことが良く分かります。ので、まさに「 超・自己中 」❶自分がされて嫌なことをしない、を貫いています。※詳細は、講座や書籍にて紹介しています

著書「 内向型リーダーのモテる仕事術 」にもたくさんの事例と共に書きました。が、私は会社員時代も部下に指示することはほどんとありませんでした。逆に、思考停止して、何も自分で考えようとしない部下には情熱的に説教・教育しました。リーダーとして、本人が考えられるように常に環境整備をしてきました。

今のところ、中2の長男は、私とは違って反抗期の片鱗すら見せません。素直だし、友達多いし、成績も優秀です。中学校からテニス部へ入部し、休みも返上で部活動に励んでいます。私は小中高とサッカー部でした。が、彼にサッカーをやって欲しいと思うこともありません。テニス部へも自分の意志で入部したので、それでOKです。休みには、見聞を広めたいからと隣県に一人旅に出ているようです。私が中2だったときにはありえないことです。

小5の長女は、私の様に繊細さん。一人で居ることを好み、家族と外出することも嫌がります。が、ま、それも個性でしょう。休日は一日10時間はスマホを見ているかも知れません。自分で考えてやっていることなんで、良いと思います。それでも成績は優秀です。

親が言うタイミングは?それは「 子どもに質問されたとき 」です。子どもが自らの意志で親を頼ってきたときに、応えてあげれば良いと思います。ま、親子関係はそれぞれの距離感があるでしょう。が、概ね、子どもから見たら、親は距離が近過ぎなんだと思います。

指示待ち族は、指示する族がいるから、という分かりやすい構造です。この公式を変えるのは、お互い様です。ま、とはいえ「 思考停止している大人 」が変わることに期待しても仕方ありません。できれば、まだ、思考が柔軟な、若者が自ら思考と行動を変えていきましょう。大事なのは、考えること、です。そして、相手に考えて欲しければ「 良質な質問ができる自分になること 」です。メタ認知できた人は、今から思考と行動を変えていきましょう。

下記私の著書が、考え方のヒント、になると思います。

内向型コンサルタントの個性で選ばれるプレゼン術
内向型リーダーのモテる仕事術

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