子どものために、より一層仕事頑張りますっ!な人の特徴と罪。

子どもが2人います。2人共、顕微授精(体外受精のもっと大変版?詳細は調べてください!)の末、生まれてきてくれました。子どもになってくれました!いやぁ、ありがたいありがたい。原因は、私の精子です。検査してもらうと、そもそも精子の量が少なく、かつ生命力(活動力)も極めて小さかったようです。ので、通常で子どもができる可能性は、ほぼ0(ゼロ)という進言を受けました。さすがに、ちょっと落ち込みましたけどね。( あぁ…そもそもの機能に欠陥がある人間なんやぁ… )って。ので、2人が生まれてきたくれたときは、じんわりと身体全体に広がる幸福感がありましたね。

あ、さて、本題です。(いきなり、論調が厳しくなるので、心の準備をお願いします。)

「 子どもができたんで、より一層、仕事に励みます! 」

みたいな文脈ありますよね。私、これが「 理解できない 」んです。というか、ストレートに書くと「 嫌い 」なんですよね。で、この文脈を発している人って、無邪気なんです。何も考えていないんです。

気持ちは分かります。子どもができると、明らかに環境が変わりますからね。ので、心境に変化が生まれるのは当たり前です。

同じ文脈で「 結婚したので、より一層、仕事に励みます! 」です。

そもそも。そもそもなんです。

「 いや、結婚しようが、子供生まれようが、仕事はちゃんとやってよ! 」
「 じゃあ、今までは、手抜きで仕事してたの? 」

って、クライアントや上司(評価者)に言われても仕方ありません。
自らアピールしている様なもんなんです。

「 ここが 」問題なんです。本人は「 そんなつもりない! 」んです。でしょ?そんなつもりなく無邪気に言っているわけです。「 だから 」ややこしいんです。

( まぁまぁ、めでたいことだし、悪意も無いから、軽く流せばいいじゃないですかぁ~ )

です。そうなんです。結婚したり、子どもが生まれたり、ってめでたいことなので、流せば良いんです。ので、当然その場は、祝福します。と、同時に当人への評価は残念ながら下がります。

なぜならば、一事が万事「 モチベーションで仕事の質が左右することを認めているから 」です。

「 ~だから、頑張ります! 」という文脈は「 ~だから、頑張れません… 」と同じです。

・昨日、奥さんと喧嘩したから、今日は仕事に集中できません…
・昨夜、子どもから言われた一言に傷ついて、仕事が雑になってしまいます…

と同じなんです。「 条件付きで、仕事の質が変わることを認めてしまっている 」んです。世の中には、実際にいますからね。「 昨夜、彼女と喧嘩したんでイライラしてるだけです 」とか、仕事に堂々と持ち込む人。だけです!ってなんやねんっ!って笑(実話)。

人間です。ので、感情があります。ので、当然色んな状況に影響を受け続けます。誰一人同じ環境が無いけど、私もあなたも大なり小なり起き続けます。それが、大前提です。ので、お互い、相手の環境を思いやる配慮、Respectが必要です。それが大事で、それで十分です。昔のように「 家庭を無視してでも働け! 」なんてことではありません。

で、近しく(親しく)素直な後輩には、のちに、そのことを教えてあげます。一次が万事なので、一次を改善してあげれば万事が分かる相手の場合です。

仕事の基本は、どこまでいっても「 お客様のために 」です。「 奥さんのため 」「 子どものため 」は、本人の内側の事情であって、お客様には関係ありません。仕事の基本です。これを見失った人から、色んなややこしい行動をし始めるわけです(サボる、不正、ハラスメントなど)。

で、

私が、一番やっかいで面倒だと思っているのが「 子どものために 」です。私は、自身の経験から、この言葉を毛嫌いしています。抽象的には「 親(大人)の価値観を押し付けられている 」この言葉が嫌いです。

子どものときに、父親から「 お前のために 」と、言われる度に感情を爆発させていました。まったく受け入れられませんでした。とにかく「 反発心 」が生まれていました。私は、小さいときから、この様な「 文脈ハラスメント 」が、受け入れられなかった様です。

父親「 誰のお陰でサッカーができてると思ってるんや! 」
少年@ゴリラ「 知るかボケっ!親が子どもの面倒をみるのは当たり前や!お前らが勝手に生んだんやろがっ! 」

はい、こんな感じです😱
言葉も正確に再現していると思います😭

マセた子どもというか、繊細な子どもというか。私からすれば「 正しい 」感度です。当時から「 押し付けられる 」ことに、感情が爆発していたんですね。

そう…「 子どものために頑張って働く 」って言ってくる親は、子どもからしたら「 迷惑 」なんです。いやいや、そんな責任を子どもに預けんといてくれるかな…。「 知らんがなっ! 」って。ご自身が、子どものときはどうでしたか?「 お前のために 」「 子どものことを思って 」って言葉に、感情はどう反応していましたか?親に感謝できたでしょうか?

そんなことよりも、親自身が「 楽しそうに働いている 」とか「 楽しそうに勉強している 」とか、そもそも「 楽しそうにしている 」という、そっちの方が、より健全で、より無邪気で、より個人(自分と相手)をRespectしていることが伝わると思います。

冒頭にも書きました。長年、子どもができませんでした。原因は、私の精子です。ので、子どもが生まれてきたときの幸福感は、他では置き換えることができません。そんな子どもに、自分の価値観を押し付ける、ってのは、まずもって、私の発想には入ってきません。できれば、彼や彼女にとって価値のある存在でありたいなぁ…と思っています。彼や彼女から、そう思われたいなぁという、私の承認欲求、エゴは満々にあります😁

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