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ちょっと長いけど、ケーススタディ、面白がってやってみてください。
昨日の相談者は「 パワポ資料作成、プレゼンが苦手 」ということで、パワポ講座に申込みいただきました。毎月、復数の社内会議があり、その場での「 報告 」が必要とのこと。苦手な方からすると会議は苦痛ですよね…。しかも、その会議が復数あると…。
私は、講座開始までに「 アンケート 」を書いていただきます。職業や講座の申し込み理由、なぜ他の講座ではなく私の講座を申し込んだのか?などの質問項目です。
下記が今回、受講者からの返信です(一部抜粋)。
さて@ゴリラは、このアンケートを見て「 どの部分 」が気になったでしょう?「 ロジカル質問術 」の視点から考えてみてください。ケーススタディです。
ケーススタディの目的は「 一皮剥ける講師になる 」です。
一般の講師は「 普通通り講座を開催 」します。が、一流講師(コンサル・リーダー)を目指すあなたは、ただただ講座を開催するのではなく「 受講者の正しい課題 」を探り当てる一皮剥ける講師を目指しましょう。
❚ Tさん(40代、男性、リーダー職)
✅何を書いてよいのか、どのようにプレゼンすればよいのかが本当にわからず、それこそ20年以上苦手意識を持ち続けていた。
✅わからないまま、パワポを使い、プレゼンをしてきたが、1年位前から独学で勉強するようになった。この学習でだいぶ苦手意識はなくなってきたが、もっと時間をかけずにできるようになりたい。
✅自分が相手に伝えたいこと、相手に行動してもらいたいと考えていることをパワーポイントに落とし込みができて、相手に理解してもらえるようなプレゼンができるようになりたい。そのための本質を理解したいです。
✅基礎を学びたいです。小手先のテクニックではなく、パワポをつかう考え方、本質を学びたいと思い、探していたところ、本講座が見つかったので、申し込みさせていただきました。
✅また、書籍や受講型の録画講座だと、本当に基礎的な疑問に対する答えを見つけることができなため、会話ができる講座に参加したかったです。
✅私は、パワポの文章の書き始めに何から書けばよいのか、また、プレゼンするのに、資料は読まないけど、何から話せばよいのかといった、本当に基礎的なことに対する答えというか、考えを整理しておきたいと思っております。
受講生は「 講座を聞きたいわけじゃない 」
この「 真実 」に気づけると、講師として一皮剥けます。もう一度書きます。講座を申し込む人は「 講座を聞きたいわけじゃない 」んです。このことを本気で理解できた瞬間から、一流講師への道がひらけます。ほとんどの講師がここに気づくことなく「 講座を磨くこと(パワポ、話し方) 」に意識を奪われています。チャンスしかありませんね。
受講生は講座を聞きたいわけじゃありません。必ず「 What for ? 」があります。
でも、受講者自身は、自分の本当の課題に気づいていない
さて「 ロジカル質問術 」によって、私がたどり着いた「 受講生が言語化していない正しい課題 」は
です。
✅何を書いてよいのか、どのようにプレゼンすればよいのかが本当にわからず、それこそ20年以上苦手意識を持ち続けていた。
✅わからないまま、パワポを使い、プレゼンをしてきたが、1年位前から独学で勉強するようになった。この学習でだいぶ苦手意識はなくなってきたが、もっと時間をかけずにできるようになりたい。
「 とても 」気になりました。なぜ、20年間も放置してきた苦手意識を「 1年位前から 」向きあい始めたのか?違和感でしかありません。ロジカル質問術は「 気づけるかどうか? 」が出発点です。気づけないと、これまで通り、ただ日常の風景が目の前を通り過ぎゆきます。
ロジカル質問術によって分かったことは、独学で勉強するようになったそのちょっと前に「 仕事中にぶっ倒れて、病院に運ばれた 」という経験をされていたということです。働き過ぎと苦手なプレゼン(会議)によるストレスからくる過労です。
なるほど…。
受講者が求めているのは「 プレゼンの技術 」でも「 パワポの技術 」でもありません。ましてや講座を受講したいわけではありません。「 再び、ぶっ倒れたくない 」わけです。つまり、プレゼンやパワポの苦手意識、ストレスで「 また倒れるのは嫌だ… 」その不安、恐怖を無くしたいわけです。得たいものは「 安心感 」とか「 自信 」です。1年間独学してきた自分とプロの@ゴリラの距離感を知って、安心感や自信を得たいわけですね。
( はい、これは@ゴリラの妄想です。ロジカル質問術は、あくまでも、相手の言葉を引き出し続け、本人も自覚がないその奥に隠れている深層心理を、こちらが妄想し言語化する行為です。)
なるほど…
(妄想して導き出した)本当の課題に対して、言葉を納品してあげる
Tさん、声良いですね。めちゃダンディな声やわぁ。で、話し方もゆったりしたトーンで、聞いてて安心感あります。話し方は大丈夫っすね!全く問題ありません!
(表情を崩して)え、本当ですか…
(なぜ、プロっぽいしゃべり方を学ぶ必要がないか?@ゴリラ流を解説した、が、ここでは割愛)
これまでめちゃ独学されてきたからこそ、今、迷いのステージにきてるんですね。ぜひ、成長の段階を知ってください。❶インプット(独学)❷アウトプット(会議での発表)の次は「 ❸フィードバック 」です。プレゼンのフィードバック、もらってます?
フィードバックはもらってないですね…
自分の中にプレゼンの「 良い悪い 」のものさしがないと改善点が分からないんです。これまでは、苦手意識を克服するという段階だったので、スキルを覚えることで成長実感があったと思います。今後、さらにレベルアップしたいのなら「 特定の信頼おける人から 」フィードバックをもらってください。決して、複数人からもらってはいけません。素人の複数人から異なるフィードバックをもらったら、余計に迷いますからね。
なるほど。頼れそうな上司が思い浮かびましいた。ので、フィードバックお願いしてみます。
ここまでが「 講座を始める前 」のやりとりです。まだ、講座始まっていません😁 が、受講生は、もう十分に価値を得ています。「 正しい課題を認識 」すれば、あとは行動するかどうか?の選択です。
一般的な講師であれば、すでに講座を始めています。が、受講生が本当の課題を認識せず、講座の受講を終えた場合「 講座の良し悪し 」の評価に終始します。受講力の低い受講生の場合、講師批評まで展開します。講座や講師を批評したとて、受講生の成長に繋がりません。課題は「 本人に 」あって、講師にありません。本人に課題を認識させることが、一流と三流の分岐点です。
一流を目指すあなたは「 受講者の正しい課題の発見 」にチャレンジする講師(コンサル、リーダー)を目指しましょう。結果「 この人から、学びたい 」と、また戻ってこられます。
あ、ちなみに。今回の受講者Tさんは「 アンケートの記述が丁寧(文章量、言葉遣いなど) 」でした。ので、その時点で「 真面目な人柄 」も予想できました。ので、その「 真面目な人柄 」も踏まえて言葉をかけることも大事なポイントです。
あ、ちなみに。3日前に別の講座を受講いただいた方が、早速、戻ってこられました。本人が課題を認識すれば、一貫した行動を取りやすくなります。
p.s.
ブログのTOPページ画像を変えました。えぇえぇ、プロに撮影してもらった画像を使いたい症候群😁一回撮影すると「 もっと、こうすれば良かった 」って、アイデアが出てしまいますな。ま、でも、今回は、行動したことが正解なんで、超~自己満足😁
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