サッカーW杯の解説で大人気!本田圭佑さんから学ぶプレゼンのコツ。

@ゴリラ日報

本田さんの解説の何が面白いのか?を因数分解してこそ、我々の学びになりますよね。

今回の記事は誰の役に立つ?
  •  プレゼンのコツを知りたい
  •  スピーチのコツを知りたい
  •  本田圭佑さんの解説は、他のサッカー解説者と何が違っていたのか?

この記事を書いている@ゴリラは、元一部上場コンサル社員歴16年。北海道から九州まで、数千人の経営者やビジネスリーダーに対してプレゼン&コンサルを繰り返す日々を過ごす。5億円以上を売上。2022年約24年間の会社員生活を卒業し@ゴリラとして個人で活動を開始。講師、営業、経営者、ビジネスリーダーに向け、プレゼン、パワポ、ビジネスマインドなどをオンライン専門で伝授し続けている。【特徴】シャイ、人見知り、毒舌

本記事の執筆者
@ゴリラ

私はサッカー経験者です。小学校から高校まで部活でサッカーをやってきたので、一般視聴者よりもサッカーに詳しいです。かつ、プレゼンのプロです。サッカーに詳しく、かつ、プレゼンのプロの私が、サッカーW杯で大人気となった「 本田圭佑さんの解説がなぜ面白いのか? 」「 それを、プレゼンの観点から切り取ると、何を学ぶべきなのか? 」を、短く、簡単に、解説します!

目次

本田圭佑さんの解説は、ここが違う!をスッキリ解説!

結論から言うと「 主語 」です。主語が違います。これが、圧倒的な人気を生み出した、本田圭佑さんと他の解説者との違いです。

本田さんは、あくまでも「 主語自分 」で、常に自分の意見をしゃべり続けています。で、他の解説者は、主語が「 見ている映像 」です。視聴者がTV画面越しに見ている映像をしゃべっています。この違いにより、同じサッカー解説でも、全く情報が視聴者に届いているんですね。今回のW杯での本田さんの活躍により、他の解説者の解説をどうしても「 比べて 」聞いてしまいました。やはり、聞いてられませんでした涙。特にサッカー経験者なら「 試合見ていたら分かることばかり解説する 」から、逆に、解説が邪魔に感じるほどでしたからね。(サッカー未経験者には良いのかも知れません。どうなんでしょう?)

では、本田さんは「 主語自分 」で何をしゃべっていたのか?です。大きく3種類です。
❶ 頭の中の「 理想 」
❷ 未来予想(ゲーム展開予想)
❸ 俺が監督なら&俺が選手なら

❶ 本田さんの頭の中の「 理想 」
 「 三笘さんのサポートしたらアカンねん! 」「 離れろ離れろ! 」「 タケは右で使いたいですね 」
❷ 未来予想(ゲーム展開予想)
 「 ドイツの今日のこの感じやと、後半バテるんで、両サイドチャンスですね 」「 左バックが穴やから、あそこから攻めたらえぇねん 」※もう少し大きな戦略展開を話されてたけど笑
❸ 俺が監督なら&俺が選手なら
 「 俺が監督なら、どーするかなぁ、、、 」「 選手の意見として言うと、ここは変えて欲しくないですよ 」

本田さんの解説は、こんな「 視点 」から、常に自分主語で自分の意見をしゃべり続けていたわけですね。ただただ自分主語でしゃべれば面白くなるか?ということでもありません。「 視点 」も大事なんですね。そのことで、視聴者が「 なるほどー 」「 へぇー 」「 わぁその通りになった! 」と色んな視点で楽しめたわけです。他の解説者は「 今、目の前で起きていることをしゃべっているだけ 」なので、特に、解説者自身の意見も視点もありません。大事な局面ではVTRが流れるから、実際には解説すら不要です。

まさに、プレゼンで真似しなければならないのは、この「 主語自分 」です。ワクワクするプレゼンというのは「 自分主語 」で「 想い 」が語られます。かつ「 理想 」「 未来予想 」「 俺なら 」という視点が入っています。逆に、なんか響いてこないな、というプレゼンは「 で、あなたはどう思うの? 」と突っ込みたくなるほど、ただただ資料を読み上げているケースがほとんどです。

そして、もうひとつ、今回、本田さんの解説が人気になった要員に「 形式に囚われていない 」ということがあります。これは、本人が意図的にやったのではないと思います。本田さん自身のキャラ、普段どおりなんだと思います。他の解説者は、いわゆる「 形式通り 」です。誰が解説者だったとしても特に、その違いを感じません。形式通りというのは、結婚式のスピーチとか、運動会のPTA会長のスピーチとか、あんな感じです。形式に囚われない型破りな解説だったことも、多くの視聴者に、良い意味で違和感を与え、感情が動いたわけですね。

まさに、プレゼンで真似しなければならないのも、この「 形式に囚われない 」です。プレゼンにおける形式の囚われというのは「 挨拶 」「 自己紹介 」「 ツカミ 」などの話す順番だったり。「 正しい日本語 」「 美しい日本語 」でプレゼンしなければ!と思っていたり、とそんなことです。形式に囚われたプレゼンは、内容がどうであれ、聞いている側としては、面白くありません。参加者はつまらなそうな表情を浮かべています。

今回、サッカーW杯という世界的なスポーツイベントで、かつ、日本代表が善戦したことも相まって、本田さんの解説が注目を浴びることとなりました。が、実は、一流のプレゼンテーターが、日常で使っているスキルだったわけですね。ので「 本田圭佑だから 」と、彼を特別視するのではなく「 誰にでも再現できるスキル 」という視点で、自分のプレゼンに取り入れてください。で、一流のプレゼンテーターを、今回の視点から、改めて観察をしてみてください。面白いほど、共通点があることに気づけるハズです。

あとは、メンタル。自分を信じるという、その一点が、本田さんを一流たらしめていることをお忘れなく。

あわせて読みたい
@ゴリラのWORK | Masterclass 中小企業の経営者・会社員を応援!プロ会社員育成コーチ|ビジネスコミュニケーションコンサルタント 生産性2倍、コスト1/2✅️事の生産性を下げるその9割の要因であるコ...
あわせて読みたい
PROFILE @ゴリラ|思考の翻訳家 ©ロジカル質問術コンサルタント 思考を言語化することで悶々とした悩みから抜け出すお手伝いをする人を「 思考の翻訳家 」と自分で名乗ることにしました 内向型コミュニケーションプレゼン話し方働き...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次