理由❶｜ライバル不在
ブルーオーシャン。競争相手のいない未開拓の市場。
レッドオーシャン。競合だらけ。
学びのマッチングサイト「 ストアカ内 」で、開催されている講座を検索すると
「 聞き方 」０件「 話し方 」1,880件。(2023年11月13日現在）
「 傾聴 」で検索して226件。が、開催されている講座の数です。
ひえぇえええぇぇぇ～。
需要と供給で、卵が先か？鶏が先か？ってことはあります。が、開催されている講座数は「 話し方 」が圧勝です。つまり「 話し方 」を学びたい人多いということです。
Amazonで出版されている本のタイトル検索をすると
「 聞き方 」1,000件以上「 話し方 」10,000件以上と、こちらも10倍以上の差。
ひえぇえええぇぇぇ～。
コンサルタントという職業柄、もあります。が、お客様や同僚から相談される比率も「 話し方10：聞き方０ 」でした。「 上手に話せるようになりたい 」ということは聞くけど「 上手に聞けるようになりたい 」という声は聞きませんからね。
状況的に「 聞くスキル 」は、ライバル不在です。
理由❷｜好意を持たれる
なぜ、こんなに極端な状況になっているか？というと、ビジネスにおいて「 話し上手は、仕事ができる人 」的なイメージが固定化されているからです。理由は簡単で「 話し上手は分かるけど、聞き上手は分からん 」からです。話し上手は、スピーチ、プレゼンなど、目に見えて判断できますよね。
で、この様な状況を踏まえた上で、仮に、講師やコンサルの方から、これから「 話し方 」「 聞き方 」のどちらを学ぶか相談された場合、私は100％「 聞き方 」を推奨します。その方が、明石家さんまさんの様な、天然素材のスピーカー気質ではなく、内向型であれば、なおさら「 聞き方 」一択です。
人から信頼を得るには「 その人の話を、ど真剣に聞いてあげる 」たったこれだけです。流暢に話すことではありません。わかり易く説明できることはありません。「 自分の話を遮らず、めちゃ真剣に聞いてくれる人 」に好意を持ちます。「 自分の話を否定ぜず、自分の話に耳を傾け、自分の話を肯定し、自分の話に共感を示し、自分の話を… 」会話が終わった頃には、聞き手への信頼の感情が芽生えています。自分に置き換えれば、確信を持てるでしょう。
理由❸｜話し方はスキルではなく「 会話 」
で、もう一つの裏側の理由があります。それは「 話し方の上手い下手は、ビジネスはそれほど関係無い 」です。アナウンサーや声優、司会者など専門職でも無い限り、ほとんどのビジネスで話し方を学ぶ必要はありません。専門職とは「 話すことでお金が発生する仕事 」です。一般的な職業においては、相手との「 会話 」を意識できる様になれば、ほとんどの問題は解決できます。会話というのは、いわゆる「 相手の話を聞いて 」「 相手の話に応える 」です。これができるかどうか？です。一方的な話し方のスキルを磨いたとて、相手の悩みや課題は解決されません。流暢に話せるようになったとて、相手の悩みや課題が解決されません。話し上手になった方が良い！というのは、長く固定化されてきた幻想です。「 会話上手 」を目指しましょう。
で、聞き方を学ぶオススメの学習法は？
学習法❶｜オウム返しだけは、スキル的にマスターするのがオススメ！
私はあまり、スキルに言及することはありません。が「 オウム返し 」だけは、超絶優秀なスキルなので、マスターすることをオススメします。聞き方のスキルって、話し方のスキルよりは少ないと思います。が、それでも、何個もマスターする必要はありません。大事なのは「 会話 」というマインドをマスターすることです。
ので、聞き方のスキル的には「 オウム返し 」だけマスターすれば、OKです。
相手「 いやぁ、先週は仕事が忙しくって、週末は、家でゆっくりしていました。 」
自分「 私は、土日、家族でキャンプに行って、BBQしてきました。楽しかった～！ 」
相手「 いやぁ、先週は仕事が忙しくって、週末は、家でゆっくりしていました。 」
自分「 先週は仕事でお忙しかったんですね！週末は、家でゆっくりされたんですね。 」
どうですか？文字で書くとアホっぽいですね😁 が、これを音（口頭）で、ごくごく自然にオウム返しをしている人が、聞き上手会話名人です。ごくごく自然なので「 気づかない 」んです。が、相手は「 気持ち良い 」んですよね。ほとんどの人が（✕）超～三流の会話、を自然とやっています。なんなら、雑談力！なんかを学んで、相手が興味も無い話を展開しえいます。
ので、とにかく「 オウム返し 」だけ、マスターすればOKです。
✅相手の話を聞いて、相手の話を繰り返す！
✅相手の話を聞いて、相手の話に共感する言葉を繰り返す！
相手に「 馬鹿にしてんの？ 」って、言われたとしたら、それは「 あまりにも不自然だった 」ということでしょう😁 ので、その意味で、繰り返し練習してください。子ども相手に実践練習を繰り返すと良いでしょう。
学習法❷｜人間を学ぶ
分かりやすい分野でいうと心理学でしょうかね。ただ心理学は「 解釈 」になってしまうので、どちらかというと「 脳科学 」の方です。「 そもそも人間っていうのはですね… 」みたいなことを学ぶイメージです。
そもそも人間て（１）痛みを避ける、か（２）快楽を得る、が行動動機なんですよ、とか。
そもそも人間って「 現状維持バイアス 」があって、変わりたく無い！って本能的に備わっているんです、とか。
そもそも人間って「 欠けていること 」が気になるから、どうしても人や商品の欠点を探してしまうんです、とか。
です。こんな「 そもそも人間て 」ってことを、学ぶことで、そんな人間である自分と相手との会話を成立させていくには、どうんな工夫がいるか？ってことに思考が繋がっていきます。
「 オウム返し 」はスキルです。が、そもそも人間って「 自分のことに一番興味関心がある 」んです。ので、そんな自分の話を聞いてくれるひとに信頼を寄せてしまうわけです。「 オウム返し 」は、まさに「 あなたの話を私は聞いていますよ 」ということが、伝わりやすいスキルなんだ、ってことです。
で、圧倒的に特別な存在になれます！
内向型は目指すのは「 多くの人にとって圧倒的な存在になるスピーカー（インフルエンサー） 」ではなくて「 私にとって圧倒的な存在 」です！そのためには「 聞く力 」の影響力を自ら確信を持つことですね！
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