※1.5倍速がオススメ!思考のダイエットはメタ認知を働かせ続けることです!
本当のやさしさとは、相手の課題に無責任であることです。
最近よくある個別相談が
✅会社の会議で発表することになった
✅発表したことがないので途方にくれている
✅人前での話し方を少しでも学んでおきたい
世の中の流れ、でしょうか。先日の相談者も昨日の相談者も「 会社の方針が変わりまして… 」と全く同じフレーズを口にされました。「 生産性の向上を目的に、今後は事務職以外の業務もやってもらう 」という方針に変わったということです。
会議に参加することも発表することもその一環です。方針が変わるというのは、つまり、その場限りではなく「 今後もその状況が続く 」ということです。その状況に「 多大なる 」不安を覚え、行動に移されたわけです。人間というのはこの様に「 自分事で課題認識が起きた時に 」「 ようやく 」行動に移します。
そもそも、我々人間は「 現状維持バイアス 」を備えています。「 現状を変えることが危険(リスク) 」であると、本能的に判断をします。ので、よほどのことが無い限り、これまでの習慣を変えません。自分に置き換えても納得するでしょう。毎日、わざわざ通勤方法を変える人はいません。毎回わざわざ、会議の発表方法を変える人はいません。
つまり、人を動かす立場にあるリーダーに必要なスキルが
相手を自分事化させるスキル(相手自身に課題認識をさせるスキル)
です。相手に「 変わらなきゃ 」と「 自覚させるスキル 」があれば、相手が動いてくれます。
自由自由と言うけれど、実際に優秀なリーダーが与えている自由とは…
A:選択の自由を「 与え続ける 」
です。
相手を自分事化させるスキルの正体は「 相手に選択の自由を与え続ける 」です。
例えば、こんな感じ
✅会議に参加する、参加しない
✅発表する、発表しない
✅出社する、リモートワークする
「 会議 」に限らず、常日頃から「 相手に選択させ続ける 」ことです。「 自由にさせる 」と言うのは、放ったらかしにしておくことではありません。「 相手に選ばせ続ける 」ということです。
と同時に、選択の自由と結果責任も伝える
会社方針が変わるということは「 評価が変わる 」ということです。
端的に言うと「 会議に参加する人、参加しない人 」「 発表する人、発表しない人 」によって、評価が変わっていくということです。その「 結果責任も自分にあること 」を伝えるのもリーダーの責任です。それを理解した上で、自分で選べ、と言い続けます。部下に「 知らなかった 」と言われたら、それはリーダーの責任です。さらに、
「 上司に言われたんで… 」と、部下に言わせているのもリーダーの責任です。
本質は、部下が子供過ぎる無責任な大人です。が、それを言ってしまったらリーダーが務まりません。ので、私がリーダーだったときは「 いやいや、お前が決めたんやろ。人(私)の責任にするな! 」と、めちゃ説教をしてきました。
「 評価が変わるのを理解した上で、会議に参加するしないの選択はあなたがしてください 」「 発表するしないの選択はあなたがしてください 」と、選択の自由と結果責任が本人に選択肢あることを伝え続けます。
「 いやいや、それはもう選択の自由じゃなくって、業務命令でしょ?脅迫でしょ? 」
なんて発想の人がいます。残念ながらこの思考の中で生きている限り、常に他人や環境に責任を押し付けた「 ジメジメと暗い 」生き方を選択していることに気づけません。
本人に自覚があっても無かっても
✅今、生きていること
✅今の会社で働いていること
✅今日、会社に出社したこと
など、全てのことは「 自分で選択して 」います。これしか真理はありません。真理はひとつです。あとは自覚しているか?否か?ただただ、それだけのことです。
どこの会社で働くのも自由です。出社するのも休むのも自由です。ただただ「 自分が出社することを選択した 」だけに過ぎません。日々無自覚に選択しています。
この無自覚な状態を、少しでも自覚させていく、これがまさに相手を自分事化させるスキル(相手自身に課題認識をさせるスキル)です。
その意味でリーダーと言うのは、伝える役割に徹し、部下の行動に対して無責任であって良いんです。いずれにしても、リーダーとしての職責評価は受けるわけですからね。
そんなこともwin↔winです!今日もwin↔winをクリエイトしましょう😁
コメント