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6月はセミナー、プレゼン、企業研修などの「 講座内容(構成、資料作り) 」の相談が続きました。
で、いわゆる「 良い講座内容 」にするためには何が大事か?ってのが、やっぱ理解されていません。ので改めて書きます。100億万回目です。が、伝わること、理解すること、実行できることは、全く別象限です。ので、これからも∞に繰り返し発信していきます。
Q:良い講座の定義?
つまり、アカン講座の定義ってのは、他人事です。
(✘)他人事
(○)自分事
面白い講座だった、と言われるのはつまり「 参加者自身にとって 」役に立つ講座だったということです。同じ講座でも面白くなかったという人がいます。それは「 その参加者にとって 」役に立つ講座ではなかったということです。違いは自分事か他人事可です。
典型的なのは「 自分が興味ない、講師が言いたいだけの専門的なことをひたすら聞かされた 」です。何の役にも立ちません。ずーっと他人事の時間が過ぎゆきます。苦痛、地獄です。※聞き手の学力を言及していない
Q:「 良い講座内容 」にするためには何が大事か?
私が講座づくりの相談を受けたときに重要視するのは「 参加者のこと 」です。そのセミナー、プレゼン、企業研修の「 参加者のこと 」です。「 その参加者にとっての 」自分事って何やろう?何に悩んでいるからこのセミナーに参加するんやろう?何を叶えたいからこのセミナーに参加するんやろう?何に期待しているんやろう?どんな感情で参加するんやろう?どんなセミナーやったらガッカリするんやろう?
「 その日その場に参加する 」相手にとっての自分事を言語化する
「 参加者を自分事化するにはどうすれば良いか? 」この問いを自分に投げかけているか?です。ゴールデンルール|最大の関心事は常に自分、です。相手の関心事は常に自分です。つまり自分事化するのは簡単です。「 相手のことを話題にする 」「 相手の悩みを話題にする 」「 相手自身が気づけていない課題を言語化する 」です。
私は、ここがパワポ資料に表現されているか?を確認します。ので、パワポの添削ってのは2・3分だけあれば十分す。で、9割以上はここが抜け落ちています。つまり相談者の9割以上はこの思考が抜け落ちています。
Q:あなたのプレゼンの評価や感想が「 良かったです 」という社交辞令から抜け出して次に繋がらない決定的理由
A:一般論
一般論を自分事化するには❶聞き手の学び力、もしくは❷話し手の話術が必要です。一般論や学術的なデータは、参加者をより「 他人事 」の立ち位置にします。傍観者になるわけです。彼や彼女たちの立ち位置が自分事に移動するのは「 自分の話をされたとき 」です。自分がまさに悩んでいることを話題にされたときです。自分がこれまで解決できなかった真因を明らかにされた瞬間です。
商圏範囲が縮まれば縮まるほど自分事になります。その商圏の中心点にいるのは、いつも本人です。自分から遠い話をされればされるほど、他人事へと誘われてゆきます。
まとめ問い
Q:自分が興味のない話を60分も聞かされる参加者の気持ちを想像してみ?
Q:あんたが言いたいことを詰め込んだパワポ資料を60分聞かされてた後の参加者って、どんな気分?
良い講座の必須条件です。早い段階で設計しているのが良い講座の共通点です。何度も起こさせる設計にしているのが分かっている人の共通点です。私がパワポ添削が早い理由は、この重心を添削しているからです。
p.s.
両親を病院に送迎する待ち時間に立ち寄る喫茶店があります。1時間程度過ごします。タバコの臭いが染み付くんですよねー。臭いなーくさいクサイ…。で、店主と客が阪神タイガースの話をしているんですよね。その話の内容が全部分かるようになっていましたw。以前は雑音にしか聞こえへんかったのにな。自分事やでしかし。
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