ロジカル思考チャレンジ!起業相談「 名刺の裏面を全然見てもらえません、どうすれば? 」

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250308 ロジカル思考は身につきません!のエグい残酷な真実を話してみた

昨日は、現在起業準備を進めておられる女性の個別相談でした。お題は「 名刺の裏面を全然見てもらえません、どうすれば? 」です。

昨年から独立起業のため中小企業診断士のスクールに通われたり、他にも資格を取得したりと着々と準備を進めてこられました。で、同時にセミナー講座、案内DM、名刺などを作成している、という地点での相談です。

・中小企業診断士のスクール仲間に名刺を配り始めている
・が、裏面を見てもらえない
・裏面に、起業後の職種や資格、プロフィールを掲載(表は名前と写真、連絡先)
・@ゴリラさんに名刺を見てもらって、表面と裏面の掲載内容、裏面を見てもらうためのデザイン、工夫などアドバイスをもらえないかと思って申し込みました

さて、相談者のこの相談に対して、どうロジカルに解決していきましょうか???

私、名刺は持っていません

私のアンサーはのちほど。

私、名刺を持っていません。会社員を辞めた3年前、オンライン専門で仕事をしよーと決めていたので作るつもりもありませんでした。し、実際、オンラインで仕事をしていると、名刺交換という場面に遭遇することはありません。現在、私のことを知ってもらうには、ブログとかKindle著書が直接的な名刺代わりになっています。ま、そもそも、んな会話になることもありません。いやぁ…20年以上、名刺交換からビジネスの信頼関係を始めていたことを考えると、不思議な感覚ですね。昔の人ほど、一度も「 直接 」会っていない人に仕事を受発注するって違和感な世界ですからね。会社員時代は「 一度お会いして 」という会話が普通に飛び交っていた気がします。

ちなみに、今年、久し振りの「 対面式 」企業研修でした。もちろん名刺はありません。超~大手企業様でしたが、エージェントに予め伝えていたこともあり、特に問題ありませんでした。それよりも、名刺代わりにと準備していたKindle著書(心を掴む思考術)をプレゼントしたらめちゃ喜んでもらえました。名刺もらっても何も嬉しいことないしね。それに個人事業者は、名刺に何のブランド(会社名)もありません。ので、こういう工夫をした方が良いでしょうね。

ちなみに私、前職経営コンサルタント時代、名刺の裏面に個人ブログのトップページデザインを印刷していました(下記画像)。当時は、まだ個人プレイが許されていた時代です。その後、時代とともに個人プレイは禁止となっていきます。個人ブログや個人SNSも禁止。会社公認の部署単位で運営するブログ、部署単位で運営するYouTube、という方向性に変わっていったからです。(あ、退職するまでずーっと@ゴリラと名乗っていたけど)

私は30歳で転職したので「 なんとか名前と顔を売らなきゃ 」という自分のブランディング目的で個人ブログと個人メルマガを始めたんですね。2007年とか2008年頃に始めていたんで、めちゃ早かったと思います。確か、メルマガ登録者も700人か800人くらいいたかなぁ。名刺は、このブログとメルマガを案内する「 目的 」で使っていました。やっぱロジカル思考、What for ? が大事です。

今は認められているところも増えているかもしれません。が、会社員はこのような「 デジタル資産形成 」ができないんですよね。なぜなら、会社員としての実績や成果物は「 会社に帰属する(要は、会社の資産) 」だからです。会社からすると、会社員としての個人ブログや個人メルマガの登録者は「 会社の資産 」です。ので、退職されたときに、その登録者も連れ出されるわけにいかないんですね。(プライベートで使うSNSは管轄外)。会社を辞めるまで個人メルマガが認められていたら登録者が3,000人とか5,000人とか増えていたかもしれませんね…。

Q:名刺の裏面を全然見てもらえません、どうすれば?

A:裏向けに渡したらえぇねん!

以上、個別相談は3分で終了です😁
相談者は名刺裏面の「 自分ができること、やりたいこと、プロフィール 」を見て欲しいのに!と悩んでおられました。ので、私に期待されていたアドバイスは、何か裏面を見るための仕掛けとかデザイン案です。

「 裏向きで渡したら、100%裏面を見てもらえます 」
「 すると、ひっくり返して表面を見ますよね。で、もう一回裏面に戻ってきたくなりますよね 」
「 100%裏面に戻ってきます。これが人間心理です。 」
「 しかも、最初から裏向きで渡すと、2回も裏面を見てもらえますよ。どう? 」

相談者のお悩みに対し、名刺に何の手も加えずに解決です!その上に、裏面を2回も見てもらえるという超お得な解決策!いやぁ素晴らしい!

ロジカル思考ってのは、手段を考えるのではありません。「 課題を正しく設定すること 」です。課題の設定が間違っていると、どんな手段を投じても無駄です。なぜなら、課題の設定が間違っているからです。

仮に今回の課題を「 表面から裏目に誘導するためのデザイン、または仕掛け 」って設定したらどうでしょう?そっち系のアイデアやアドバイスに終始します。

し、恐らく読者の中には「 裏面に、仕事の詳細が書いてあります 」って言えば良いんじゃないの?と浮かんだ人もいるでしょう。が、はじめましての名刺交換で「 言い出しづらい空気感 」の場合もあります。よね?ので、再現性が下がってしまいます。

その意味で「 最初から裏向きで渡す 」ってのは、何も必要ありません。無料です。必要なのは「 勇気 」だけです😁

「 必要なのは勇気だけです 」
「 特に怒られることもないし、その方が会話のキッカケになりますよ 」
「 仮に、それで怒ってくる人なら、仕事を断った方が良いですしね 」

同じようにアドバイスを求められる仕事やポジションの方は、ロジカル質問術をマスターしましょう!キーワードは「 質問に答えるな! 」です。質問に答える前に「 課題を正しく設定すること 」が100億倍重要です。課題を正しく設定するその技術が「 ロジカル質問術 」です。

ロジカルな頭の使い方をマスターしたい人は、私の著書3冊を下の順番で読んでください。これを熟読し、実践し、再読し、実践し、をするとあるときに手応えがやってきます。そして違和感が生まれたときに、私に相談ください。ストンっと腑に落ちるアドバイスを繰り出します!

課題を正しく設定するロジカル思考&ロジカル質問術をマスターするための3部作
プレゼン超技術
ロジカル質問術
心を掴む思考術

ちなみに「 起業者交流会での立ち振る舞い方に困っています 」という2つ目の相談に関しては、記事が長くなってしまったので来週に回します。起業者交流会が苦手過ぎて、何のコミュニティに属さない私でも「 正しい 」立ち回り方は分かります。なぜなら、私は「 相手の心の掴み方 」を熟知しているからです。超~簡単です、ご期待ください。

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