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若手とのコミュニケーションに悩んでいます!!!
コンサルティング会社時代、同僚のコンサルタントに話し方を教えていた私です。ので、コミュニケーションに関して、私が指摘されることも悩むこともありませんでした。そんな偉そうで自信満々だった私は、20代の若手社員とのコミュニケーションに悩むこともありませんでした。そう、あるときまでは…。
私が30代後半に差し掛かった頃です。私のチームに配属になった若手社員(第二新卒)が、私に対して「 異 」を唱えてくるんです。
はぁ???
私の意見が正しいんです。ビジネスに対してもコンサルティングに対しても、知識、経験、実績、どの切り口からしても、私の意見が正しいんです。し、私の伝え方が分かりづらいなんてことありえません。他のチームメンバーとは、それまでと同様にコミュニケーションが成立していたのが何よりもの証拠です。ので、
簡単なテスト問題でした。簡単なテスト問題のハズでした…。
同じ現象が、3年続いたんです😱
3年連続、若手社員が私のチームに配属になりました。2年目の若手社員とも3年目の若手社員とも良好なコミュニケーションが成立しなかったんです!!!
ん???あれ???
えっ、俺? 原因、俺???
3年続いて、ようやく、原因は自分にあるのかも?の思考に至ります。社内でも話し方を教えていた当時の私が、自分のコミュニケーションを疑うことはありませんでした。
先日の相談者も、まさにこの、世代間コミュニケーションに対する相談でした。
・クライアント企業の若手社員が「 ベテランから指導されたくない 」と言っている
・ベテラン社員も「 もう、若手と関わりたくない 」と言っている
・(そんな雰囲気を察してか)パートさんが数ヶ月で辞めていく
クライアント企業のこんな状況に困っている、という相談です。私は相談を受けながら、思い当たる節しかありませんでした。
さて、こんな世代間コミュニケーションに30代後半から3年連続で悩まされていた私は、あることを変えたことで一気に解決に向かいます。その後「 世代間 」を理由にコミュニケーションに悩むことは無くなりました。あなたは、どんな工夫をされていますか?何がコミュニケーションミスの原因だと思いますか?
相手に(✘)をつけている以上、どんな策も愚策に終わる
結論。私が若手社員と世代間コミュニケーションミスが起きていた時期、私の心の中の公式は、こーなっていました。
えへへ…^^ ;
私に「 相手(若手社員)を理解する 」というマインドはありませんでした。社会人としてビジネスパーソンとしてコンサルタントとして会社員として、全ての角度において「 私が◯ 」であって「 若手社員が✘ 」です。ので、私が正解なんです。
が、このスタンスが通用していたのは、世代における価値観がさほど変わらない「 数歳違い、遠くて10歳違い 」の後輩までだったんです。いわゆる一回り「 12年(歳) 」の世代を超えてくると「 んなこと言わんでも分かるやろ 」という暗黙の了解領域が、大きくズレ始めていたんです。
私と「 12歳違い 」というのは、例えば固定電話ではなくガラケーネイティブ世代です。ちょうどゆとり世代元年です。「 飲み会=行く 」一択ではなく「 飲み会=断ることも選択肢 」の世代です。「 仕事=頑張る 」一択ではなく「 仕事と生活、ワークライフバランス 」を主張し始めた世代です。
の様に、そもそも彼らの思考を育んできた「 時代背景 」が、私と大きく異なってきたわけです。この時代背景は「 毎年1年づつ 」ズレが起きています。文字にすると当たり前です。が、1年づつなので、気づかないんです。ここにトラップがあります。
相手に(◯)を付けた瞬間、どんな策も良策に変わる
世代間コミュニケーションの悩みは一気に解消に向かいました。どっちの価値観が正しいか?ではありません。どっちも正しいんです。そのことに気づいてから、彼や彼らの「 異論 」の背景に興味関心を向けるようになりました。「 彼が悪いわけではない。彼が間違っているわけではない。彼がその異論を持ち出すに至った背景には、どんな価値観があるんやろう?ただし、ビジネスにおいては、私の正解を理解してもらわんとアカン。 」んな、思考プロセスを持つに至ったわけです。
私にとって「 大いに違和感 」がある異論だったとしても、彼からすれば「 自分の正義 」です。ので、「 私も◯ 」「 彼も◯ 」なんです。
私が変えたのはこれだけ、です。
「 私が間違っている(✘)? 」でもありません。「 彼らが間違っている(✘)? 」でもありません。「 お互い◯ 」たったそれだけのことでした。
伝え方を変えることもありませんでした。先輩社員に代わりに伝えてもらう必要もなくなりました。乱暴な言葉遣いでも関係なく伝わる様になりました。
世代間コミュニケーションに悩まれているとしたら、自分の心の中にある公式を点検してみてください。そもそも相手世代の価値観に(✘)が付いているハズです。
無条件。尊重。ただただRespect。
「 今どきの若手は… 」「 最近の若い人は… 」という言葉を使う人が、相手からRespectされることはありません。ので、世代コミュニケーションの悩みが解決に向かうことはありません。
一気に解消に向かうから、やってみてください。組織の問題、離職率に悩んでいる方、ほぼ、これが原因やからね。
外国人観光客が、日本に来て暴れているニュースがあります。外国人のその国の文化に対しては(◯)を付けましょう。が、彼らの日本国内における振る舞いには(✘)を付けましょう。そんな感じです。
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