船井総研時代(経営コンサル)講師として登壇する際、私が最も意識していた事は?

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250305 プロの私がプレゼンの相談を受けたとき点検しているポイント?

明日3月6日は、前職の船井総研(経営コンサルティング会社)の創業日です。ってことで、私が船井総研時代に講師として登壇する際に、最も意識していたことを書いてみます。これは、会社員として自社の商品やサービスを提供している人であれば、全員役に立ちます。なぜならば、会社員コンサルタントや会社員講師の99%が実行できていないからです。

表紙を変えても大丈夫なのか?

例えば、登壇するセミナーテーマがリーダー層に対しての「 部下育成方法 」だとしましょう。

今の時代であれば「 部下の話を聞きましょう 」的なことを伝えるでしょう。

・傾聴
・コーチング
・1on1

あとは「 Z世代には寄り添いましょう 」的なことも伝えるでしょう。

・一方的ではなく双方向
・手段の指示だけではなく目的から伝える
・社会的意義も伝える

的なことを講座内容にいれるかもしれません。

それ、船井総研じゃなくても良くね?

そのセミナー資料の表紙から船井総研の社名消したら、どこの会社の資料か分からなくね?

伝わってます?

傾聴にしても、Z世代への伝え方にしても、どこにでも書かれている内容です。いわゆる一般論です。本でもYouTubeでも手に入れることができます。わざわざ、船井総研にお金を払ってまで学ぶことではありません。

って視点で点検することを、私は最も意識していました。

自流

だからこそ、私は常に「 船井流(船井総研独自のノウハウ) 」をセミナー資料(パワポ資料)に入れていました。一般論ではなく、船井流です。

簡単に紹介すると、船井総研では、全社員100人中100人が即答できる「 成功の3条件 」があります。※即答できない人は、船井総研の社員ではありません😁

「 素直、勉強好き、プラス発想 」です。詳細の意味は省きます。これは、創業者舩井幸雄氏が、何万人もの経営者をコンサルティングしてきて、成功する経営者と成功しない経営者の違いを言語化したモノです。

成功者の共通点が「 素直、勉強好き、プラス発想 」です。特に「 素直 」てのが重要でかつ、とても難しい概念です。経営コンサルタントと言っても他人です。ので、その他人から指摘や提案を受けると、多くの経営者が「 でも… 」と、否定から入ります。この姿勢がそもそもダメ、ということです。でも…と否定から入るのではなく「 いったん、そのまま受け止めることが大事 」という姿勢です。受け止める、です。経営者に限らず、ほぼ全員これができません。

確かに、そー言われて見ると、ご支援先の優秀な経営者や優秀なリーダーは、素直だな…と気づけるようになります。し、船井総研の社内を見渡しても、いわゆる稼いでいるコンサルタントは素直だな…と気づけるようになります。ので、自分も素直になれるように日々意識しなきゃな…となっていきます。これが結びつかない人は、ずーっと頑固で捻くれ者で他責なままです。もちろん稼ぐことも周りから応援されることもありません。

と、こんな「 船井流(船井総研独自ノウハウ) 」が、たくさんあります。

これを、私は「 意識して 」セミナー資料に使いまくっていました。なぜなら、それが船井総研社員の講師としてセミナーに登壇する意味だからです。例え表紙から船井総研の社名が無くなっても、中身を見れば「 あぁ、船井総研さんのセミナーですね 」って明らかに分かるほどに船井流で表現していました。

あなたはどうでしょう?

表紙を変えたらどこの会社か分からない、ありきたりの一般論だけになっていないでしょうか?「 さも 」正しいことを書いているようで、それって、別に、あなたの会社がお客様からお金をもらうほどのことでしょうか?

時流

一般論だけではなく「 自流 」自社らしさ、を提案できているか?です。が、これだけでは「 古(いにしえ)感 」も出ます。さきほどの「 素直、プラス発想、勉強好き 」というのは、確かになるほどな、です。10年前も5年前も今も通じるし、5年後も10年後も通じる本質的な概念です。が受講者が「 まさに、今知りたいか? 」と言われると、そうでもありません。

なので「 時流 」を盛り込むこだわりも必要です。

例えば、傾聴しましょう、Z世代には寄り添いましょうって内容は、今では一般論です。時流ってのは、今でいうと「 生成AI 」を内容に入れることです。できれば、生成AIを上手に活用して部下育成に成功しているお客様事例を伝えることです。すると、理屈っぽい一般論になりません。

( あぁ~なるほど!生成AIと競わせる的なゲーム感覚を取り入れると、Z世代の能力を活かしながら業績アップに貢献してもらえるんやな! )なんて受講者に感じてもらえるわけです。

自流(自社らしさ)と時流のハイブリッドです。

個人事業者も同様です。「 それって、一般論ですよね? 」というかき集めた内容を話している講師や「 それって、10年前の事例ですよね? 」という時代遅れの内容を更新せず話しているコンサルタント、いますよね。

あ、全部真新しい内容!なんてことはありえません。それはただの居酒屋トーク、夢物語で役に立ちません。意識の話をしています。一般論や正しそうな論だけになっていないか?という意識の話をしています。自社にお金を払ってもらっている理由=自流(自分らしさ)ブレンドできているか?という意識の話をしています。

個人事業者が自流をブレンドする唯一絶対の方法は「 自分の経験(成功、失敗) 」を伝えることです。今回も「 私が 」船井総研時代に意識していたこと、という自流の話でした。とさ。

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