選挙演説をプレゼンコンサル視点から妄想解説するとこうなる?

※1.5倍速がオススメ!

250719 選挙演説から学ぶ、相手を巻き込む話し方の魔法言葉!

Q:プレゼンコンサルタントが、選挙候補者の演説のコンサルを依頼されたら?

なんてイシューを妄想したりしますよねw

手法論としては「 郵政民営化 」「 Yes we can! 」という数年後にも記憶に残るストロングワードの創造にエネルギーを注ぐことになると思っています。知名度が抜群の有名人でもない限り「 覚えてもらうこと 」が最大のミッションになります。そーなると、短期間であーだこーだ複数の政策を訴えても覚えてもらえません。ので❶対立構造(仮想敵)❷ワンイシュー(問題提起をひとつに絞る)❸100億万回「 ビッグワード 」を繰り返す、ことから戦略を立てるんだと妄想しています。

が、しかし…

正論と戦略(選挙に勝つ)は、別の力が作用するんよね…ってことを言い訳しながら解説していきましょう。

大正解は「 所得アップ! 」なのに、なぜ「 減税 」がフォーカスされるのか?

物価高騰の対策の正論は「 所得アップ 」です。ずーっと物価が高騰しているのに、ずーっと所得が変わらないのが日本です。悲劇!なので「 継続的な 」所得アップを実現していくことが物価高騰対策の大正解!です。

ので、選挙演説のキーワードも「 所得アップ! 」の大号令が正解です。が、なんかそーなっていません。よね?恐らく、みなさんが認識している(受け取っている)今回の選挙演説のキーワードは「 減税 」か「 現金給付(バラマキ) 」です。か? ※外部とのコミュニケーション不足で、温度感が分かっていない筆者が残念過ぎる…

で、気になる各政党の政策(マニフェスト)なんかをHPで覗いてみると…

国民民主党は「 手取りを増やす夏 」ってのがドトップ
チームみらいは「 新産業育成による所得倍増 」が、マニフェストの一行目

えっ、自民党も「 国民の所得を5割増しに! 」がビジョンの一番上!マジでー😯

日本維新の会は「 社会保険料を下げて暮らしを変える 」
れいわ新選組は「 消費税は さっさと廃止 」

参政党は「 教育・少子化対策・子育て支援 」
再生の道は「 教育を最優先 」

いかに、マスコミによって偏重報道、思考停止教育をされているかって分かりますね。
※あ、各党の政策はご自身で調べてください。どの政党を支持するかは、個人の自由です!

選挙期間ってマスコミの「 党首討論会 」みたいな企画番組がありますよね。同じ質問に対して各党首が回答していくわけです。つまり「 その質問が 」そもそも偏重質問になっている、ということですね。「 子育て支援に対して各党の政策をお願いします 」という質問は採用されません。概ね「 物価高対策に関して… 」という論点から、それ以降は「 減税かバラマキか? 」「 その財源はどうする? 」の論点へと誘導されていきます…。

Q:なぜ、所得アップではなく減税、現金給付(バラマキ)なのか?
A:老人、シニア、高齢者がキーマンだから

高齢者が「 給料あげてくれー 」って思っていません。ま、あるとしたら「 年金の金額あげてくれー 」です。要は、所得アップは響かないキーワードなんです。

選挙の主役である高齢者にとって「 所得アップ 」は他人事です。子育て支援だの教育対策だってのはマジで他人事です。海外の話ですか?ってほどに他人事でしょう。そんな彼彼女らであっても「 日々の買い物 」や連日報道されている「 備蓄米 」は自分事です。つまり( なんか、色々高くなってるなー )って手触り感があることです。そんな彼彼女らに「 響くキーワードを選ぶ 」ってのは、戦略(選挙に勝つ戦い方)として正解です。ので、減税(安くしましょう)とバラマキ(お金あげます)です。

YouTubeだSNSだの影響というのは、我々の年代未満の話ですからね。

こんな妄想が、選挙演説をプレゼンコンサル視点からの解説です。( 事実はありません。妄想解説です。批評的ではなく楽しんでください。 )

私が選挙演説のプレゼンコンサルを依頼されたら、依頼主の意思を確認します。
「 大正解か? 」「 選挙対策か? 」それとも「 独自性か? 」

「 所得アップ 」ってのは、政策としては大正解!です。が、目の前の選挙を勝つ、つまり高齢者票を獲得するには「 減税 」「 バラマキ 」がベター。中~若年層のコアファンを獲得していくには「 独自性 」でしょうか。そんな意思を確認し、あとは自分が応援したいかどうか?って感情が仕事を受けるかどうかの判断軸になる…いや、実績づくりのために受けちゃうか…www 悩ましいね!

経営コンサルタントが、経営者から業績の立て直しを依頼されたら?

経営コンサルタントってのは、概ね「 会社を立て直したい 」「 業績が悪いので助けて欲しい 」という困っている経営者からの依頼で仕事が始まります。※新規事業にチャレンジするので手伝って欲しい、新卒採用を始めたいから手伝って欲しい、というオファーから始まる仕事も当然ある

で「 どんな順番で 」立て直しをしていくか?です。
つまり、選挙でいうと

株式会社日本という30年以上も調子の悪い会社に対して、各政党(各経営コンサルティング会社)がプレゼンを実施している、ってな感じで抽象化してみるわけです。(各政党の実現可能性は、棚の最上段に置いておくとして)

私が、現役の経営コンサルタントだった場合に考えていた「 順番 」です。

1.無駄を省く
2.長所を伸ばす
3.未来に投資(教育への投資)

1.無駄を省く
無駄な販促費、無駄な支払い(付き合い)、赤字の部門、赤字の商品、習慣化されていて意味のないモノ(会議、書類、文化、固定概念)などを削減、カット、見直し

2.長所を伸ばす
業績が悪化している中でも調子が良い部門、カテゴリー、商品、日にち、曜日、販促媒体、人などを発見し、そこを短期的に伸ばしてしまう

1.2.で「 目に見えた成果 」を「 できる限り最短で 」出します。成果が出ないと「 先方の信頼 」を獲得できません。成果が出ると、先方の信頼と共に「 自発的なやる気 」を持ってもらえます。これで、会社が快方に向かいます。会社の業績が悪いときは、だいたい経営者も従業員も「 気 」が悪くなっています。ここを変えない限り、どんなアドバイスも響きません。

3.未来に投資(教育への投資)
簡単に言うと「 若い人 」を抜擢します。若い人が会社の未来です。私のような40代50代は「 過去の人 」です。過去の会社を成長させる原動力になった功労者です。が、これからは「 最有力老害候補 」です。ので、若い人が会社の中心になってくように組織改革を断行します。これは、経営者の覚悟で100%決まります

と、まぁ、こんな経営コンサルタント視点で、各党の政策(マニュフェスト)を眺めてもオモロイでしょ?(改めて書きます。が、各党の実現可能性は踏まえません。)

私の経営コンサルティング経験上「 未来への投資(教育への投資) 」つまり、若手を会社の中心に抜擢していた経営者ってのは、とても優秀な人が多かったです。ので、株式会社日本の中心にも若手が増えていけば良いのかな…という願望を届けようと思います。

ま、政治の世界ってのは、老害どころか、何重にも大ボスが登場してくるんやろうけどね…。

「 自分事化 」の天才作家たれ!

人前で話す人は「 自分事化 」を最強の学びとして受け取っていただけたでしょうか?自分の主張をただ叫ぶだけでは相手に響きません。「 相手を自分事化させるシナリオ 」を描けるかどうか?です。そのためには「 相手の興味関心のランキングボードを知る 」です。これを、いついかなるときでも思考できる状態が「 メタ思考 」「 メタ認知 」です。ゴールデンルールこそが最強です。

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