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今朝の相談者は、
・初めて経営者プレゼンでダメ出しされまくった
・次回、再チャレンジの機会があるので、リベンジしたい
・そのために何が問題だったのか?どうすれば良いのかアドバイスが欲しい
とお悩みの講師
経営者から提案内容以前に「 そもそもプレゼンがなってない! 」「 準備ができてない! 」とダメ出しされまくって、凹んでおられる相談者。の、話を聞いたうえで、私は「 んー、本当の問題はそこちゃうなぁ… 」というアドバイスをさせていただきました。これ、9割のプレゼンターの役に立つと思うので、抽象度を上げてまとめておきます。ほとんどのプレゼンターが勘違いしているポイントです。この勘違いが解消されるだけで、プレゼンに対する向き合い方が変わります。相手の反応が変わります。つまり成果が変わります。
経営者プレゼンで“絶対やってはいけない2つのこと”
経営者にプレゼンする。普通に生きていたら、そんな機会はほとんどありません。会社員として働いていても、自社の社長と直接話すことすらない人も多いですからね。
だから「 経営者にプレゼンする 」なんて機会になると、多くの人がパニックになります。っていうか、軽くパニクって普通でしょう。で、その原因はシンプルです。
「 経営者を(必要以上に)大きく見積もるから 」
です。それこそ、化け物に思っている人もいます…
すごい人
怖い人
偉い人
立派な人
そんなに簡単に口をきいてはいけない人
私とは別の生き物
そんな誇大妄想を作ってしまう。でしょ?すると、プレゼンは大体うまくいきません。
経営者本人に、こんなことを聞かせたらほとんどの人が笑ってこう答えるでしょう
「 いや、普通の人間やけど… 」って
で、この「 経営者を(必要以上に)大きく見積もるから 」やってしまうわけです。やってはいけないことを、です。それが…
(1)へりくだる
(2)ぶっつけ本番
です。
① へりくだる
みんな大好きです。本当に多くの人がへりくだります。
その証拠がこれです。プレゼン冒頭でこう言います。
「 本日はこのような機会をいただき、誠にありがとうございます 」
一見、丁寧に見えます。
が、これ、自分から“相手の下”に行ってるんですよね。
もう、言葉で自分を説得しちゃっています。
「 私はあなたの下で仕事をさせていただきます宣言! 」
・評価される側
・選ばれる側
・教えてもらう側
という立場に、自分から入ってしまっている。
こうなると、もうプレゼンってのは「 審査会 」になります。あなたの商品の内容ではなく、あなたの素振りやプレゼンの話し方、資料へのツッコミが始まります。
本来のプレゼンは違います。
し、そもそも仕事というのは「 対等 」です。
発注する側も、受ける側も、お互いに「 この人と仕事したいか? 」を見極める対等な関係。つまり、お見合いです。
プレゼンとは「 パートナーを決める場 」です
もう一回書きますが「 お互いに 」です。上下関係を確認する場ではありません。こちらも相手を見極めるんです。ここを勘違いすると、必要以上に緊張します。し、なんというか…弱くなります。
で、この勘違い、最近かなり増えています。理由はYouTubeです。
「 令和の虎 」「 REAL VALUE 」ああいう企画番組の影響です。もちろん、企画として面白いです。し、エンタメとして成立しています。が、あれが、現実のビジネスプレゼンか?というと、そうではありません。が、実際に、経営者相手にプレゼン経験がない人、もしくは経営者と仕事をしたことがない人は、情報としてはあれを真に受け取ってしまいます。少なくとも影響はあるでしょう。※番組の企画を論じていません、影響の可能性の話です
現実社会で、毎回あんな詰められ方してたら、仕事なんて前に進みません。し、普通…耐えられませんw
プレゼンは、大会でも競技でもありません。
「 一緒に仕事できそうか 」を確認する場です。
もしくは、そのプレゼンを叩き台として、プロジェクトを前に進めるキッカケです。
だから、自らへりくだる必要はありません。
相手の役に立つために、自分の専門性を活かして、できることを提案すれば何も問題ありません。し、そもそも相手も、わざわざプレゼンの話し方や資料にツッコミなんか入れたいと思っていません。そんなことよりも、ひとつでも良い内容を提案して欲しい!何か自社の事業のヒントを掴みたい!と思っています。
② ぶっつけ本番
これが本当に多い。
「 ぶっつけ本番 」
です。
これは、準備をちゃんとしろ!とか、本番までにプレゼンの練習をしろ!ということではありません。恐らく、プレゼン経験者の人は、それなりに準備をして本番に臨んでいます。
そこではなく「 当日までに、何度も打ち合わせをしたか? 」です。
「 当日までに、何度もクライアントに相談したか? 」です。
仮に「 6月20日にプレゼンです 」と言われると、6月20日のプレゼン本番当日に向けて準備を始めます。
違います。
本番までに、
・クライアントと何度も打ち合わせする
・クライアントに質問する
・クライアントに相談する
・クライアントの温度感を知る
です。当日に一発勝負なんてのは、ただのギャンブルです。
それは、プレゼン大会であり、審査会であり、仕事ではありません。テレビ番組の見過ぎ、YouTube企画を鵜呑みにし過ぎです。
準備といえば「 資料作り 」「 プレゼンの練習 」だと勘違いしています。それは「 プレゼンが目的になってしまっている人の思考 」です。プレゼンってのはあくまでも手段です。ので、別に、クライアントに何度訪問しようが、何度質問しようが問題ありません。プレゼン審査をしたいわけじゃなく、プロジェクトを前に進めたい(会社の問題を解決したい、会社の目標を達成したい)わけですからね。
もう一回書きましょう。
何度も確認していい。むしろ、確認しない方が危険!
なんて言うと、高確率でこんな質問が返ってきます
「 (プレゼン前に)そんなこと聞いていいんですか? 」
いやぁ…あの…私がプレゼンの専門家ですよね…。私に相談してきているんですよね。で、私、何千回と経営者と仕事してきてるんですよ…。
ってか「 なんで聞いたらアカンの? 」
ま、仕方ないんですけどね。「 勘違い 」なんやけど、そんなこと誰も教えてくれませんからね。
プレゼンとは“共同作業”
プレゼンってどーしても「 選ぶ側 」「 選ばれる側 」という対立構造のイメージがあります。から、勘違いが起きやすいんです。が、私のこれまでの数え切れないプレゼンの実戦経験からわかっていることは「 プレゼンは一緒に作り上げる共同作業 」と、スタンスを変えた瞬間(理解した瞬間)から、うまくいき始めた、ということです。
つまり、プレゼンってのは「 話し上手な大会 」「 キレイな資料作り大会 」ではないってことです。
あ、ちなみに、話し下手で、ダサい資料でプレゼンの成果が上がることはありません。わかりやすく話す技術と、わかりやすい資料を作る技術は、そもそも「 ビジネスマナー 」です!
私のプレゼンとは「 共同プロジェクト 」です。
だから、へりくだらない。
だから、ぶっつけ本番しない。
この2つを知って、実践するだけで、プレゼンはかなり変わります。
もし今後、プレゼン機会がある人は、ぜひ覚えておいてください。ってか、相手が経営者だろうが中学生だろうが関係ありません。経営者であっても中学生であっても、パートナーです。対等な関係を築けるかどうか?です。
プレゼンを“ 裁かれる場 ”にしているのは、実は、あなたの勘違いかもしれません、ね。
少しでも心が軽くなることを願って。

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