プレゼンで本番に強い人は、話し方の練習をしていない。その理由

プレゼンで本番に強くなりたい…

数多くいただく話し方のお悩みを「 要約すると 」ほとんどの人が「 本番に奇跡を 」願っているんです
つまり

・噛まずに
・緊張せずに
・相手にわかりやすく
・できればユーモア(笑い)を交えて
・相手の心を掴んで魅了する
・で、堂々と自信を持って

こんな奇跡です。

が、実はこの時点で勘違いしているので、本番での奇跡は起きません。起きるとすれば「 想定外 」のハプニングです。

本番に強い人は、アドリブが上手いわけじゃない!

本番に強い人ほど、アドリブを信じていません。
敷いてくくるならば、場数を経験して一流になっている人ほど、アドリブを信じていません。

「 あ、つまり、ちゃんと準備をしろということですよね? 」

と、ツッコミ質問をしたくなる流れです。
が、半分正解、で、内容は100%間違っています。

皆さんが思い浮かべる準備というのは「 練習 」です。
が、本番に強い人ほど、練習はしません。それよりも100倍大事なのが、もう一つの準備です。

本物が行っている準備は「 想定内 」

「 何が起きるか? 」です。

そもそも、プレゼン本番は、自分が練習していた通りにいきません。プロの講師やコンサルでも想定通りにいくことはありません。ので、プレゼンを仕事にしていない会社員や個人事業主は、そもそも「 想定外 」のことしか起きません。つまり、練習通りにいかないんです。

だから、本物のプロは、当日起きるであろう「 想定外 」を数パターンシミュレーションします。
・最高の状況
・予定の範囲内
・最悪の状況(責任者が欠席、揚げ足質問、クレーム、機材不良 etc…)

で、本番までに「 想定内 」にしておくわけです。

が、99%の人は「 自分は上手に話す練習 」しかしません。つまり「 自分が上手に話せる状況 」しか想定していません。それに対して、本番で何%の力を発揮できるか?だけを考えているわけです。

そんなとき…

本番で想定外のことが起きたら…

容易に想像できますね。パニックで頭が真っ白。準備した資料も役に立ちません。当然、練習してきた話し方を披露することもできません。あとは口をパクパクさせて、コトの成り行きを… 

【事例】Time is クレーム

一番わかりやすい例を使います。「 時間 」です。これ、プロの講師でもあるあるです

例えば「 コミュニケーション講座 」の講師を依頼されたとします。
指定された時間は「 40分 」です。

失敗する講師は「 40分 」の講座を準備します。で、だいたい40分で終わらせるように、何度も話し方を練習します。( あ~10分くらい短いな… )( 15分くらいオーバーしそう… )んな感じです。で、なんとか「 40分の 」メージができました。

で、当日…つまり本番です。

主宰者から、講座の直前にこうお願いされます。

「 すみません、予定が押しておりまして20分でお願いします… 」


この瞬間、プロの講師でも、ほぼ死にます。
資料の準備も話し方の練習もしてきたけど「 想定外 」をシミュレーションするという準備をシていないからです。が、本物のプロは「 想定内 」なので、20分でサクッと終え、先方に「 恩を売って 」颯爽と帰ります。
※こんな極端な場合「 断って帰る 」ということもシミュレーションしておきます

死なないにしても、パニクりますよね普通。が、それさえもシミュレーションしておけばどうでしょう?深呼吸と5分程度の時間があれば、サッとととのえられそうなイメージを持てると思います。

「 えっ!?聞いてないです! 」ではなく「 かしこまりました、なんとかしましょう。じゃないと社長に後から説教されますよね?任せておいてください。 」と、時間内に高品質な内容を納品すれば、担当者に恩を売れます。し、高確率で繋がります。

アドリブじゃない、トランプのカードゲーム!

本番に強いというのはアドリブ力のことではありません。それに頼ってしまうと「 再現性 」がありません。

時間短縮、機材トラブル、会場の反応が悪い、前の登壇者と内容が重複する、質疑応答が粗探し…
決済者が欠席、決済者が途中電話で退席…

事件は現場で起き続けます。起きて普通、です。

これをアドリブで対応できるのは、いわゆる「 慣れている人 」です。ので、再現性がありません。実は、多くの本物のプロがアドリブっぽく見えるのは「 カードを切っている 」んです。事前に想定していた状況に応じて「 プランB 」「 プランE 」というカードに変えているだけです。

なんなら、会場入りした時点で「 あ、今日はプランAはアカンは… 」と判断をしています。

今日からあなたもプランB、プランCのカードを「 準備 」しよう

99%の人が、プランAだけで本番に臨みます。つまり「 プランAの練習=準備 」しているわけです。
もう、伝わりましたね?

ので、最後の秘密兵器「 ジョーカー 」を授けます。
どれだけ想定しても「 想定外 」のことが起きます。し、想定内のことだったとしても、冷静に対応できるかどうかは、それこそ「 本番にならないと 」分かりません。

そんなときでもこの「 ジョーカー 」さえ手持ちのカードにあれば安心です。

会話する

プレゼンなんてのは、何かを解決するための手段です。プレゼンが正解でも目的でもありません。し、そもそも、相手は人間です。会話すれば、なんとかなります。ので、困った場合は「 困った、教えてください 」手伝ってほしい場合は「 すみません、この変更だけお手伝いお願いします 」と、普通に会話すれば良いです。

会話する

このカードはプレゼンに限らず、どんな場面でも持っておくと安心です。形式や慣習、なんとなく皆がそうしているから、に囚われる必要はありません。だいたいのことは会話すれば、なんとかその状況を打開する光が差します。ってか、やさしい人が手を差し伸べてくれます。で、それでも意地悪な対応をしてくる相手だった場合、あなたがジョーカーになりましょう。

日頃から、誰か困っている人がいれば、自分から手を差し伸べてあげることが大事ですね。恩を送り続けておきましょう!

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