魂を揺さぶるスピーチは、話し方ではなく妄想力でできている。

薬剤師Dさんから、スピーチの相談を受けました。

高齢者向けに、骨折の予防の大切さを5分という短時間で伝えるということです。
(健康管理士さんの15分講話の後に5分講話)

高齢者にとって骨折とは大事(おおごと)です。

が、スピーチって、どこまで行っても聞き手からすると、他人事なんです。
だから、話す側は、何に頭を使う必要があるかというと、相手を自分ごとにさせることです。

自分が言いたいこと、自分が伝えたいこと、自分の主張、自分の想い、自分の…

分かるねんなぁ…
「 骨粗鬆症 」も「 骨折ブロック 」も「 英語のキーワード 」も、
言いたいその気持ち、わかるねんなぁ…
でも、それ

ゴミっす!

70歳80歳の高齢者には、ゴミが増えれば増えるほど他人事になります。

こんな場合、私自身「 も 」薬剤師Dさんが自分ごとになるフィードバックをする必要があります。
ので、抽象的にフィードバックしません。
私は、その場で即興でスピーチをします。

「 私が講師だったら、こんなスピーチをします。聞いてください 」

これで、一気に自分ごとになります。(この場合、Dさん)
相手のスピーチを添削する必要はありません。
いわゆる、お手本を示します。

で、

( うわぁ…それが正解やわぁ… )

って、自分が用意したスピーチとの違いを体感してもらいます。
( うわぁ…すげぇ… )って状態になってからです。
この状態になると、耳も心もフィードバックを受け入れる態勢になります。

今回、私がDさんに語ったストーリー

・高齢になって骨が折れるというのは、ただ骨が折れるという話ではない
・昨日までできていたことが、突然できなくなるということ

-昨日まで一人でトイレに行けた
-昨日まで一人でお風呂に入れた
-昨日まで一人で服を着替えていた

昨日まで…

それが、骨折をしたその日を境にできなくなる。
で、高齢での骨折は、治りづらい。
仮に足腰の骨折であれば、それをキッカケに動けない身体になる…。

で、折れるんです。
ポキって。

心が。

心がポキって折れちゃうんです。
生きる気力が折られるんです。

「 迷惑をかけたくない 」
「 もう長生きしたくない 」

私は、その言葉を何度も聞いてきました…。

本日は、骨折しないための2つの予防法をお伝えしますね!

魂を掴め!魂を揺さぶれ!

私は、キレイに話す方法は教えません。
( 嘘です。キレイな話し方を知りません。 )

それよりも、相手の魂を震わせる物語、言葉を探します。

今回なら、伝えるべきことは 「 骨粗鬆症に注意しましょう 」 ではありません。
骨粗鬆症で相手の魂が震えることはありません。

どうすればできるのか?

必死のパッチで考えることです!
相手(聞き手)になり切ることです。
聞き手になり切って、必死のパッチで妄想することです。

相手の人生、相手の今、相手の…

が、見えた瞬間、降臨してきます。

「 骨が折れると大変です 」

では魂は震えません。んなこと分かってるわ!って

「 心がポキっと折れちゃうんです… 」

こんな物語、そんな言葉が降臨してくれば、相手の魂が震えるスピーチがつくれるようになっていきます。

私の即興スピーチに震えたDさんは、その後、私の辛辣なフィードバックを必死でメモされていました。

スピーチは話し上手下手の勝負ではありません。
「 聞き手(相手)の人生をどこまで妄想できるか 」です。

めちゃくちゃ参考になったと思います。
なので、必死のパッチで妄想してください!

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