【成功事例を真似ても成果が出ない人の共通点】イングランドは成功体験に敗れた…

( あ、終わった… )

イングランドが同点に追いつかれた瞬間、私の中で試合は終わりました。

勝ったら成功、負けたら失敗
勝ったら名将、負けたら迷将

イングランドの監督トゥヘルさん、今回の采配、炎上も批判も致し方なし…ですね…
W杯の準決勝という大舞台だからこそ、結果論でボコボコに叩かれます。
※準々決勝でノルウェーに勝った後に、選手批判していたのも印象悪し!

生命の危険を避けるため、イングランド入国せず、バカンスに出かけるかも…

で、結果論を監督批判記事にしても意味がありません。
今回、イングランドとアルゼンチンの勝敗をわけた要因は「 成功体験 」です。
私にはこう見えた、という視点であえて断定的に書いていきます。

※成功体験とは「 また同じやり方で勝てる 」という無意識の確信です。
それは最大の武器にもなるし、最大の罠にもなる。

成功体験は毒にもエネルギーにもなる

私たち人間の行動原理はたった2つと言われています。

1.痛みを避ける
2.快楽を得る

で、痛みを避ける方が、2倍も3倍も行動すると言われています。
で、この行動を強化しているのが成功体験です。

新しいことにチャレンジをして失敗という痛みを味わいたくありません。ので、これまでの成功体験を繰り返す選択をします。同じ快楽を得たい!ってのも成功体験が行動原理になっていますね。

世界の大舞台で勝敗を分けた、成功体験

で、です。

サッカーW杯準決勝、推しのイングランドとアルゼンチンの勝敗を分けたのも、この「 成功体験 」でした。

イングランドの監督トゥヘルさんは、メキシコ戦で10人になりながらも守り切って勝った成功体験を引きずりました。それが仇となりました。

メキシコ戦は、10人になったので「 守り切るしかなかった 」状況です。
ので、選手全員、一致団結していました。
が、今回のアルゼンチン戦。退場者は出ていません。
ので、選手の中には( えっ…残り40分を守るの… )と、疑念が生まれてしまいました。

監督は成功体験を信じていました。しかし、選手はその采配に疑念を抱いてしまいました。
このズレは、試合になると想像以上に大きい。

スペインのように圧倒的なボール保持で、相手に守備をさせ続けるなら話は別です。
しかし、イングランドがやったのは、跳ね返し続ける守備。守備一辺倒。
これをアルゼンチン相手に30分、40分続けるには限界があります。

一度追いつかれた時点で、流れは完全にアルゼンチンへ。
イングランドの勝ち筋は延長戦、そしてPK戦くらいしか残っていませんでした。

一方のアルゼンチン。エジプト戦では0-2からの大逆転。カーボベルデ戦では追いつかれても突き放した。そんな成功体験を持って勝ち上がってきたチームです。

そこへイングランドが守り一辺倒になったことで、アルゼンチンにとって理想の展開を自ら用意してしまいました。

そして同点弾。

あの瞬間、アルゼンチンの成功体験はさらに強固になりました。

今回は、イングランドにとって成功体験が毒に、アルゼンチンにとってはエネルギーになった、とても分かりやすい構造でした。

※今大会を、ずーっと見続けている人にとっては、とても納得できることだと思います!

意識と身体は繋がっている不思議

イングランドが10人で守り切ったメキシコ戦。選手たちの意識は、最後の最後まで「 戦っていた 」んです。だから、2,200mの高地という過酷な環境下でも、選手の身体は最後まで動き続けました。

監督が読み間違えたのはここです。守り切った成功体験ではありません。最後まで戦い切った成功体験だったのです。

コンサルタント時代、一番難しかったのは、成功事例を提案することではありません。
成功事例を分かりやすく伝えるのは、私の十八番ですからね。

本当に難しかったのは、その会社で働く社員さんのマインドを整えることでした。
他社の成功事例を提案すると、だいたい返ってくる言葉は同じです。

「 でも、ウチとは規模が違いますよね… 」
「 それ、都会の事例ですよね… 」
「 ウチの社風には合わないです… 」

このような反応をする会社では、どんな成功事例を真似しても、まず成果は出ません。

やり方だけ再現して、マインドを再現しないからです

人間には、現状維持バイアスがあります。
ので、変わらなくて済む理由を一生懸命探します。
なので、成功事例を提案しただけでは、人は動きません。

だから私は、今日も話し方より、マインドを伝えたくなるのです。


推しのイングランドが負けて、悔しー!!!
けど、今回のW杯は、過去一楽しめました!

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