不登校親になって1年半。
身をもって分かった苦しみの正体があります。
それは「 誰も悪くない 」ということです。
分かりやすく責める相手がいれば、怒ることも、発散することもできるんやろうけど……。
子どもはもちろん、親も、兄妹も、家族全員、誰も悪くないんよね。
そもそも不登校自体、悪いことでも問題でもありません。
◆誰も悪くないのに、自分を責めてしまう
頭では分かっているんです。
けど、自分を責めてしまうのよね……。
「あの時、気づいてあげられていたら……」
「もっと話を聞いていたら……」
私も、責めてしまってたなぁ……。
何しろ、私はコミュニケーションを教える仕事をしています。
「 相手の立場に立つのではなく、相手になり切る 」
そんなことを講座で教え続けてきた私が一番身近な長男の苦しみを1mmも想像できていなかった。
いやぁ、情けなかったですね……。
◆正論では、誰も救われない
不登校になってから、家族それぞれが苦しみました。
息子には息子の苦しみがあり、母親には母親の不安があり、妹にも妹の事情があります。
誰も悪くない。
それでも、同じ屋根の下で暮らすことさえ難しくなりました。
そして今年3月、私は長男と2人暮らしを始めました。
50歳にして主夫デビューです。
毎日ご飯を作りながら、人生2回目の「 親 」をやらせてもらっています。
今も、何ひとつ解決していません。
ただ、ひとつだけ分かったことがあります。
「 誰が悪いのか 」を考えているうちは、大切な人が見えなくなるんですよね。
◆そんな1年半を、本にしました。
『シンパパ、49歳で不登校親に。しっかりパニクりました…』
不登校を解決した成功談でも、ノウハウ本でもありません。
51歳の今も現役の不登校親である私と、家族の葛藤を綴った記録です。
誰も悪くない。
それでも、みんな苦しい。
この本が、同じように悩んでいる誰かの心を、少しでも軽くするキッカケになれば嬉しいです。
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