自分がされて嫌なことを自分がしていないか?これを点検することです。
営業7年超、コンサルタント16年超、合計約24年間も「 セールス 」に関わってきました。セールスって、今でこそ、多くの学ぶ場ががありますよね。You TubeでもSNSでもオンライン講座でも多くのコンテンツから学べます。
が、25年も前のセールスの世界って、基本「 見様見真似(みようみまね) 」でした。同行する先輩を見て学ぶ、って世界です。ので、学べる教材が限られていたんですよね。その先輩が、自分に合うセールスマンだったらラッキーです。が、自分に合わない、もしくは、超~ダメダメサラリーマンだったら悲劇です。まぁ、特に、25年も前には「 根性論 」しかありませんでしたからね…。パワハラもブラック企業って言葉もない時代、繊細な私、見事に、鬱になりました…。ふぅ。
さておき。
セールスが苦手って「 相手に嫌なことをしている気がする 」「 相手に嫌がられているのに、商品を売っている 」って気分になっているからなんです。これも、内向型の「 相手の気持を敏感に察する 」という能力に起因します。相手の顔色が気になる能力です。これね、つまり「 自分が、セールスされているときの気分 」なんです。「 自分がセールスされているときに、嫌な気分になっているから 」逆の立場のときに敏感に感じてしまうんです。どうでしょう?(これが、内向型の武器になるって気づけるかどうか?が、めちゃ大事なんですけどね!)
不思議なことで、人間ってのは立場が変わると「 やってしまう 」んです。あれほど、されたら嫌なセールスを「 自分が売る立場になったら 」一生懸命「 相手に嫌がられること=自分がされて嫌なこと 」をやっています。
講師業でも同じです。自分が受講生の場合「 自己紹介をさせられるのが嫌 」と言っているのにも関わらず、自分が講師のなったら、受講生に自己紹介をさせます。
親子関係も同じです。自分が子供のときに親からされて嫌だったことを、自分が親になったら子供にしている、みたいなことです。あ、本人は気づいてないからやってるんですけどね。
これらのほとんどは、メタ認知力で解決していきます。メタ認知が低い人は、あらゆる場面でずっと同じ過ちを繰り返しています。
セールスが苦手という現象は、根源的には「 自分がされて嫌なことを、相手にしているから 」です。これを認知しないと改善できません。これが認知できると、自分のやっているセールスの「 あり方そのものを 」変えなきゃいけないと気づけます。小手先のセールストークや、小手先のクロージング技術が原因ではありません。
日常生活「 全てのシーン 」です。一事が万事なので「 自分がされて嫌なことをしていないか? 」を常に点検してみてください。メタ認知が働くと、気づきたくないことも気づけてしまう人がいます。が、ここに蓋をしたままだとずっと「 自分がされて嫌なことを相手にしている人生 」になります。どっちを選択しますか?
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