Kindle書籍無料公開❹|内向型リーダーの仕事力|モテる仕事術

@ゴリラ|CPO

Kindle出版第4弾。内向型でもリーダーは務まるのか?内向型と気づかずにゴリゴリ外向型のコンサル会社で長年働いていた私は、いかにして実績を積み上げ、いかにして周りからの信頼を獲得してきたのか?舞台は、一部上場コンサルティング会社!AI時代には、内向型リーダーの方が「 向いて 」います!

目次

2023年8月|第4作「 内向型リーダーのモテる仕事術 」

はじめに~第一章を無料公開します(※自著の他の本も公開中)。

✅部下と良い関係で仕事がしたい!
✅リーダーになっちゃったけど、どーしたら良いのか手探りです
✅グイグイ引っ張るタイプじゃない私は、どんなリーダーを目指したら良いのでしょう…

内向型の私は、外向型のモンスターが集まるコンサルタント会社で、10年以上リーダー職を務めました。内向型でもリーダーはできます。というより、これからの時代は、内向型の性質がより人間社会に活かせませす。本書では❶スタンス編❷考え方編❸実践方法編に分けて、こってりと私の事例を書いています。どこからでも読みやすいインデックス式で書きました。内向型でリーダー職にお悩みの方は、リーダー職が楽しくなることをお約束します!

2023年8月|第4作「 内向型リーダーのモテる仕事術 」
※のプロローグ~第一章を無料公開中!

Kindle書籍無料公開❹|内向型リーダーの仕事力|モテる仕事術

プロローグ

◆内向型は、モテる人になろう!

✅お客様に刺さる言葉を使おう!
✅営業案件を刈り取るチャンスだ!
✅新規客を囲い込んで会員化させよう!

「 違和感 」を感じた方は、私と同じタイプです。

ほとんどの人が気にしないことでも「 かなり 」気になってしまう人です。気づいてしまう人です。言葉を大切にしている方です。「 シュミレーション 」は誤植だ!と秒で発見してしまう人です。「 自分がされて嫌なことを相手にはしない 」というスタイルを大事にしている「 やさしい 」人です。

私は「 言葉で刺され 」たくありません。ので、チームメンバーが「 刺さる言葉 」を使っていた場合、情熱的に指導してきました。「 あなたは刺されて嬉しいですか? 」これは、詰問です。ので、良い指導方法ではありません。要は、物事の本質に気づけるようになって欲しいのです。「 皆が使っているから 」と思考停止にならず、本質から考えられる人になって欲しいのです。ので、情熱的に指導してきました。せめて「 響く言葉 」だし、少なくとも「 伝わる言葉 」を選択できる人になって欲しい、と。「 お客様の人生を変える言葉を使おう 」と言うだけで、世界観すら変わります。言葉を「 自分の意思で選択すること 」は、とても大事です。

私は、見込み客だからという理由で「 刈り取られ 」たくありません。便宜上「 この半年間の見込み客を刈り取って、予算達成するぞ! 」と、言いたいのは理解しています。使いやすいという意味でも理解できます。が、一方で「 お客様は刈り取る存在である 」ということを、リーダー自身が率先して教育しているという観点が欠落しています。私は使いません。チームメンバーが使っていると、私の情熱的な指導を受けざるを得ません。「 あなたは刈り取られたいですか?嬉しいですか? 」と。詰問です。指導法を紹介しているわけではありません。言葉を「 自分の意思で選択すること 」は、とても大事です。

私は、会員化のために「 囲い込まれ 」たくありません。怖いです。壺を買わされるのか?という、恐怖で寝られなくなります。抜け出せない闇ビジネスが待っていたらどうしよう…とビクビクしたくありません。世の中、矛盾だらけな世界だと知っています。が、それでもできる限り、ホワイトな世界であって欲しいな、と願っています。もちろんチームメンバーが使っていたら、情熱的な指導が終わるまで、囲い込んで帰らせません笑。言葉を「 自分の意思で選択すること 」は、とても大事です。

上記の言葉を使ったらアカン!と言いたいのではありません。私も使います。大事なのは「 認知しているか? 」です。自分が言われたら嫌な言葉を自分が使っていることを認知できているか?です。思考停止して何も考えずに使っている状態が危険です。そんな自分に気づいて欲しいんです。「 こんな視点が 」私なりのリーダー論です。

共感できたあなたは、私と同じタイプです。他の人がスルーしてしまう些細なことが「 かなり 」気になるタイプです。敏感で繊細なタイプです。そんなあなたは「 モテる人 」を目指してください。モテるリーダーを目指してください。

この本では、内向型である私自身のリーダー論をお伝えします。理屈ではない実体験をベースにした「 内向型のための、内向型のまま成功する、内向型リーダー論 」をお届けします。

これまで世の中に流通しているリーダー論の多くは「 外向型向け 」です。ので、内向型がそれを学ぶことは、苦業になります。書かれていることは理解できても、腹落ちしません。ストレスを感じてしまいます。これは良い悪いではなく「 合う合わない 」です。内向型の私には、これまでの外向型向けリーダー論が合いませんでした。

私で言うと

✅夢を掲げる!高い目標を掲げる!
✅ポジティブな姿勢で引っ張っていく!
✅何事も諦めず、命がけでやり切る!

こんなリーダー論です。ガンガン!グイグイ!イケイケ!的リーダー論です。とても苦手でとてもストレスを感じていました。が、内向型を自覚していなかった当時は「 これがリーダーに求められていることだ! 」と思って努力をしてきました。と同時にストレスを感じてしまう自分は( リーダーに向いてないんだ… )と思っていました。無理して、求められるリーダー像を演じたりもしました。

どうでしょう?

私は、その見た目に反して外向型リーダータイプではありません。チームメンバーをガンガン、グイグイ、イケイケで引っ張るリーダーではありません。
私は、

✅目の前のことをコツコツ
✅いつでも変わらず淡々と
✅自分が得意なことを続ける

そんな内向型リーダーでした。
それでも

・リーダー職を10年以上
・40歳を超えてから社員投票で1位を獲得し、優秀社員賞を受賞
・若手メンバーが稼いで出世し、売れっ子コンサルタントに

と、それなりの成果もついてきました。

2022年3月、経営コンサルティング会社を辞めました。が、辞めてから一年以上経った今も、後輩から個人的な相談があります。ありがたいな、と思います。

外向型リーダー論が合わなかった私が、それでも成果を出し続けた私の実体験に基づいた「 内向型リーダー論 」をまとめていきます。「 あ、そんな風に考えれば良いんだ… 」あなたの思い込みをゆるめる機会になることを願っています。

ここで、本書の結論です。それが「 ジェントルマン 」です。私は、ジェントルマンであろうとしていました。ジェントルマンであることが、内向型である私なりのリーダー論でした。「 人として 」モテることを考えてきました。女性(異性)だけではなく男性(同性)にもモテる人であることを考えてきました。部下だけではなく、上司にもモテる人であることを考えてきました。コンサル社員だけではなく、スタッフさんにもモテる人であることを考えていました。

私の内向型リーダー論とは

 ✅ジェントルマンであろう!

です。で、そのためには

 ✅モテる人になろう!

です。
いわゆる「 女性にモテるカッコイイ男性になる方法 」ではありません。ってか、知りません。女性の口説き方なんかに期待した方はごめんなさい。残念ながら、私には分かりません。ってか、逆に助けて欲しいです。未だに下品でガサツで、スマートに女性をエスコートできません。

あ、ちなみに、私、前職在籍中、クライアントの経営者に連れられ、女性が接客してくれる夜のお店(クラブ、キャバクラ、スナックetc)には、1,000回以上行っています。で、一度も連絡先を交換したことありません笑。なんなら、名刺すら受け取らず、その場で返していました。(シャイで人見知りの私でも)お陰で、その時間を楽しく過ごすスキル、は身につきました。なんなら、席に着いてくれた女性から「 この席に座り続けていいですか? 」と逆指名してもらう話術(駆け引き)も開発できました笑。

あ、話が逸れました。
内向型のあなたが目指すのが、

ジェントルマン

です。

内向型のリーダー論
モテる仕事術、始めましょう。


本書籍は、既に退職した前職のコンサルティング会社時代の実体験をベースに書いています。大前提として、現役当時も退職後の今も「 好き 」な会社です。何よりも、私に関わっていただいた方には感謝しかありません。これが、大前提です。

本文において、そんな前職を「 ディスっている(批判している) 」と受け取られかねない表現もあります。それは「 時代背景 」をリアルに伝えるための表現であり「 2023年現在の 」かつ「 真の姿 」を表現しているものではありません。登場してくる人物やエピソードは、仮名であり架空の設定です。


◆珍獣博覧会

そこは「 外向型モンスター 」が活躍する職場でした。

30歳で経営コンサルタント会社(一部上場)に転職した私は、2022年46歳で辞めるまで16年間在籍します。転職当時約600人だった会社は、1,300人まで拡大。16年間で、数多くのリーダー(上司、同僚)と仕事をしてきました。「 外向型&肉食系モンスター 」が活躍する職場で、リーダー職を10年以上続けることができました。

そんな私のリアルな経験を踏まえた「 内向型のリーダー論 」を綴っていきます。理屈、理論的なことよりも、できる限り生っぽい手触り感を届けるチャンレジをします。どーしても、リーダー論って理屈っぽくなりますからね。私の「 正論 」をたっぷり押し付けてしまう危険しかありません!

まず、あの時代の空気感が届くように、当時の様子をできる限り描写してみます。時代背景を思い浮かべながら読み進めてください。

◆2005年という時代

私が、経営コンサルティング会社に転職したのは2005年12月です。

入社した最初の全社会議で、当時の社長が「 頑張って4,000時間働いてください 」と満面の笑顔で伝えている姿は、今もその映像を再生できます。1年を365日とすると、休み無く毎日10時間働いても「 3,650時間 」です。バカでも分かる計算を、何度も繰り返して確かめた記憶があります笑。そんな社長の号令さえも、時代を彩るエピソードです。

当時の社長は、ハラスメントとカリスマコンサルの二刀流。全社会議で個人口撃もすれば、話を和らげるという主旨で下ネタもバンバン繰り出してきます。その上、自身がコンサルタントとして社内で一番稼いでいる「 カリスマ 」社長でした。

ある年、冬のボーナス(賞与)の役員査定後。社長が、全社会議で「 人心掌握術の話として 」冬のボーナス額の話をします。

「 ウチの役員は、何も分かっていない! 」

冒頭から社長はブチギレていました。

「 今年、一番稼いだ社員に対する、冬の賞与額を930万円として、私に上げてきたんだ。私は、ブチ切れましたね。役員に向かって雷(カミナリ)を落としました。ふざけるな!と。何で君たちは、人の気持ちが分からないんだ!なんで1,000万円出さないんだ!1,000万円を出せよ!930万円と1,000万円は金額では70万円ですよ。もらった本人は、どう思います?1,000万円という金額を見たら、また頑張ろう!って、この会社のために一生懸命頑張ろう!って、思うよね。それを聞いた周りのメンバーも、自分も頑張ろーって思うよね。私からしたら、たった70万円の投資ですよ。こんな意味のある投資、喜んで払いますよ。役員が、そういった人の心を考えもせず、査定通りの金額よりも上乗せしました!って喜々として上げてくるから、腹が立って腹が立って、気分が悪いんです。皆さん、私の言いたいこと分かりますよね?こうやって人の心を掴んでいくんですよ。 」

だいたい、こんな話だったと思います。

賞与額1,000万円がすごい???人心掌握の発想がすごい???いやいや、そこじゃなくって笑。

これ「 実名で 」話していたんです。全社会議で。1,000万円ということが全社員に公表されてしまったわけです。本人の許可なく、です。時代です。金額を全社会議で公表していくことで、若い世代を夢中にさせる人心掌握話術だったんだと思います。

熱い時代です。特に、20代の若者にとって「 頑張って働けば、年収に跳ね返る 」という分かりやすいゲームに心を奪われる人がたくさんいました。し、社長もそのことを良く分かっていました。若い社員の心に火をつけるために、お金の話(特に冬のボーナス)をよくしていました。「 日本一、冬のボーナスを支払う社長になる 」が、口癖でした。

さらに、当時の学生向けの採用パンフレットには「 賞与明細をそのまま掲載する 」という華々しいプロモーションが展開されていました。確か、1,200万円か1,400万円の実際の賞与明細が印刷されたパンフレットです。※そんなキャッチーな採用を支援しているコンサルティング会社も一斉風靡していました

社長方針で採用される新入社員は「 肉食系 」中心です。目がギラギラしている鼻息の荒い若者が毎年、何十人も入社してきました。

2005年と言えば、スマホもSNSもまだ見る影もありません。大なり小なり、日本全国の企業は、昭和のブラックな匂いを纏っていました。大手広告代理店の過労死が社会問題となり、日本国内が働き方改革に動き始めるのは、転職から10年後、2015年12月の話です。

当時、夜中でも電気が消えない本社ビルを「 不夜城 」と呼んでいたのは、社員だったかクライアントだったか近所の住民だったかは定かではありません。が、毎日、誰かが徹夜をしていたのは本当の話です。大阪本社の一角には、誰が用意したか分からない「 睡眠部屋(布団有り) 」もありましたしね笑。

私も何度も徹夜をしました。し、入社5年くらいは、よく飲みに行きました。終電を逃してマンガ喫茶に泊まり、そのまま出張…というのは、一度や二度ではありません。

時代の匂いがプンプンしますね。

当時、社内で「 リーダー 」と呼ばれている人たちは「 珍獣 」「 野獣 」「 怪獣 」種族がほとんどです(少なくとも、そう見えていました)。かつ当時の会社は「 稼げば官軍 」「 リーダーになれば小国の王様 」という社風でした。そんな社風もあって「 やんちゃな人(個性的な人?) 」が目立っていました。新卒入社で若くして「 リーダーになってしまった人 」は、役職に人間性が追いついていない人もたくさんいたわけです。

✅態度が横柄
✅会社のルールを守らない
✅飲み会ではアルハラ
✅部下指導は、恫喝
✅公私混同で私用も手伝わせる 

など
時代です。強烈な輝きと目を眩(くら)ませる危うさが共存していました。

30歳で転職してきた「 ふつう人間の私 」の目には「 異様な世界 」に映っていました。そんな会社で働くにつれ、私は人生で初めて「 リーダーを目指す意味 」を見つけます。天邪鬼の私の中で、それは静かに湧き出てきていました。

 “ふつうの人がリーダーになったら、ふつうの人の勇気づけになるかも知れない”

人はどうしても「 誰が言うか? 」に影響されます。私がまともなことを言ったとしても「 リーダーではない私 」の影響力はありません。ので、リーダーになって影響力を持つしかありません。しかし、本来の私は、リーダーとか役職に興味がありません。これまで、クラス委員や学年委員などに選ばれたことはあります。が、自ら望んだことは一度もありません。

 “ふつうの人がリーダーになったら、ふつうの人の勇気づけになるかも知れない”

そんな小さな動機に支えられ、転職して5年。ふつうの私は、周囲の助けを得て「 ふつうのまま 」リーダーになることができました。

とはいえ、さすが、ふつうリーダーです。リーダー初年度から「 予算未達 」という実力不足を露呈して初年度を終えます。その後「 全社員投票で1位 」を獲得し、多くの社員に影響力を持ち、多くの社員から認められるようになるのは、平均年齢30歳の会社ではずいぶん「 遅咲き 」の43歳の話です。

◆ジェントルマン

私と同じ内向型のあなたは「 ジェントルマン 」を目指してください。他人に対してやさしい、モテる人を目指してください。これが、内向型が目指すリーダーであり、成果を出すリーダー論です。

※ChatGPTにも聞いてみた
――――――――――――――――――――
「 ジェントルマン 」とは、英語で「 紳士 」を意味します。
一般的には、礼儀正しく、思いやりがあり、他人に対してやさしい態度をとる男性のことを指します。
――――――――――――――――――――

ジェンダーレスが叫ばれているご時世です。が、私は男(性別|雄)であり、男性リーダー社会で生きてきました。ので、男性視点でのリーダー論になっているでしょう。予めご了承ください。


しばらくエピソードが続きます笑。
「 お前の思い出話はいいから、モテる仕事術が知りたいねん! 」って方は、
第3章内向型リーダーのモテる仕事術《1》【スタンス編】
に飛んでください!

第1章~ ジェントルマンの夜明け

◆殺意

「 Excel(エクセル)使えます? 」

転職初日、挙動不審な@ゴリラに声をかけてくれたのは、先輩社員の中田さん(仮名)です。データ入力作業の仕事を任されました。中田さんに入力内容を教えてもらって、作業に取りかかります。中田さんは、良い人だけど、仕事の目的は教えてくれません。目的を聞いても「 ま、気にせずやってください。 」と、こんな感じです。

目的思考の私が、入社初日に殺意を覚えていたのは、私だけが知っている事実です。そんな中田さんが、続けて質問してきます。

「 あ、そういや、西川さん、来週の土日、空いてます? 」

入社初日、その数時間後には「 水木金土日月 」の「 6日連続出張 」が、決まりました。

◆幽霊社員

2005年当時、コンサルタントと言えば「 怪しい 」「 壺を売りつけてくる 」「 詐欺師 」というイメージが先行している職業でした。私自身も「 経営コンサルタント 」が、どんな仕事をする人か?って、実は分かっていませんでした笑。

望んで転職した私でさえ、経営コンサルタントなんて「 変わった人たち 」だろうという偏見を持っていました。実際に入社して分かったのは「 予想以上に 」変わった人たちだったということです笑。そもそも、当時、経営陣でさえ自社を「 動物園 」と表現していたほどです。それほど、個性豊かな人たちが会社には溢れていました。

当時は約600人の規模です。が、ほどんどのコンサルタントは会社に居ません。出社義務もないため、直接クライアントへ出張です。

自宅から直行 →クライアント企業(出張)→自宅へ直帰
※2連泊3連泊と出張が続く場合も直行直帰

忙しい売れっ子コンサルタントほど、そんな生活です。会社へ出社するのは、月2回の定期会議のみ、です。ので、転職した当時、会社で出会うのは、事務員さんだけ、と、そんな日々が続きます。

実際、私が「 部署の仲間 」と出会ったのは、転職してから2週間後でした。

◆全社研修

「 経営方針発表会 」と呼ばれる全社研修が、入社2週間後にありました。いわゆる、今年度の振り返りと次年度の経営方針発表の場です。私が入社した12月は、ちょうど年度末でした。

「 水木金土日月 」と続いた「 6日連続出張 」から直接、人事部より指示があったホテルの会場に向かいます。会場に到着すると、目の前に広がるその光景に、私は、また、大いなる気後れをします。

なんじゃこりゃぁ…

見たことがない規模のパーティ会場が目に飛び込んできたのです。芸能人の結婚式を思わせるホテルの大会場と賑わい。私が、何も知らずに参加したそれは、全従業員600人が一同に集まる「 年間で最も重要な一大イベント 」だったのです。

今も当時も、私はシャイで人見知りです。田舎の方なら共感いただけると思います。とにかく大勢の人が苦手です。気後れします。そんな私は、会場で困惑します。なぜなら「 自由席 」だったからです。

自由席とは言え、既存社員たちは同じ部署で集まって座っています。私は、誰が誰かも分からず、配属先の仲間から声がかかる様子もなく、右往左往した結果、変な汗を感じながら空いている席に座りました。

( ここでも放ったらかしなんや… )
( えらい会社に入ってしもたなぁ… )
( はぁ…転職して3年は続けようと思ってたけど… )

転職後の3ヶ月で「 一万回辞めたい! 」と思っていたのは、まぁまぁ本当の話です笑。※16年間勤めることになります笑

◆殺意再び

一泊二日で行われる全社研修。夜は食事会と合わせて、社員表彰が行われます。いわゆる、活躍する売れっ子コンサルタントが、次々と表彰されていきます。金一封もあり、表彰された個人や部署は大いに盛り上がります。一番栄誉あるMVPは「 年間で最も受注した社員 」という分かりやすいものです。

数字!数字!数字!コンサルティング会社というよりも、営業会社色が強かったのは「 稼いでいるコンサルタントが正義 」という、表彰制度、評価制度の存在がありました。売上ランキングも名前入りで公表され続けます。イケイケの会社のエネルギーに満ち溢れた空間に、シャイな@ゴリラは押し潰されそうになります。その一方で、滋賀県の田舎で生まれ育った自分が、こんな華やかな場面に立ち会っていることを他人事の様にも感じていました。

あ、そう言えば。
2005年と言えば、レーザーラモンHGさんの「 フォー! 」がブレイクした年です。社員表彰式の冒頭、壇上には司会を務める人事責任者が「 レーザーラモンHGさんに扮して 」登場してきました。伝わっていますか?コスプレです。あのハードゲイのコスプレをして、です。

( うわぁ…最悪…。ただの出オチやん…。 )

その人事責任者は、社長をステージ上に呼びます。そして、社長に対して「 開幕宣言のフレーズ 」をレクチャーします。

「 表彰、フォー!!! 」

( うわぁ…最悪…。このノリ…。マジ、ヤバいな…。 )

私が最も苦手とする「 ノリ 」が、華やかなステージ上で繰り広げられました。2005年という時代と当時の会社のノリが伝わりやすいシーンだと思います。※芸風は好みの問題です。ので、笑いの論評をしたいのではありません。

その後、レーザーラモンHGさんのコスプレをした人事責任者が、淡々と表彰式を進行するというシュールな時間が流れていたのは「 体育会系の空気を読んで無理するしかなかったんだね 」と、真面目なその担当者を心の中でフォローをしておきました。

私の感情は錯綜し続けていました。そんな食事会の席上で、先輩社員のあの中田さんが、声をかけてきます。

「 あ、そういや、西川さん、来週の土日、空いてます? 」

殺意…

6連続出張からの全社員研修一泊二日。
の、その日に、新たな「 6日連続出張 」を告げられました。

殺意…

( マジか…。 )
( いや、ヤバいなこの会社…。 )
( もう、辞めたいんやけど…。 )

自分の人生で想像もしてこなかった「 華やかな 」光景が目の前で繰り広げられています。表彰される社員は誇らしげで、派手な演出もそれを盛り上げます。

( すごい会社やなぁ… )
( エネルギーがある会社やなぁ… )
( 華やかやなぁ… )

高揚感…
殺意…
シャイ…
田舎コンプレックス…
ワクワク感…

色んな感情がないまぜになりながら、その後16年勤めることになるコンサルティング人生は、この様に始まります。私は、この環境下で、人としてリーダーとして、ゆっくりゆっくり大きく大きく成長させていただきました。今振り返っても「 ふつうの自分 」では味わえない数々の経験をすることができ、本当に感謝しています。

( 第1章 終わり )

2023年8月|第4作「 内向型リーダーのモテる仕事術 」
続きは、Kindle書籍で!
さぁ、内向型のリーダーは、どんな仕事をしていけば良いのか?どんな価値を提供していけば良いのか?とにかくモテる仕事をしましょう!❸つのスタンス❸❻の考え方❶❼の実践方法を、Kindle書籍でお確かめください!内向型のあなたはリーダーに向いています!

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