パワポ資料の”デザイン”に悩む人へ – 美術と商業デザインの決定的な違いは「 解説の可否 」です

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「 パワポ資料で大事なのはデザイン 」と思っている人が、かなりの確率でいます。と書き出すってことは、その認識は間違ってるで!ってことを解説していきます。

その勘違いを生んでいるのが「 デザイン 」という言葉です。基本的に、ビジネスにおけるパワポ資料にデザイン性は不要です。必要なのはロジカル思考です。その違いは「 美術 と 商業デザイン 」と表現できるでしょう。

あ、結論やけど、パワポ資料の見た目は「 センス 」ではなく「 ロジカル思考 」です。そして、もっとも大切な要素が「 やさしさ 」です。

パワポ資料の見た目の分かりづらさを解説できれば、それが正解!

多くの人が勘違いしているデザインは「 美術・芸術 」です。カッコイイ、美しいという、感覚的、好き嫌いで判断する領域です。パワポ資料に「 もっとカッコイイ、もっと美しいデザインにしたい… 」と悩んじゃっている人がその典型です。ピカソの絵を見ても、どこが良いか?って解説できません。好き嫌い、好みです。それが美術であり芸術です。で、美術や芸術は、作品そのものが商品です。絵画、写真、造形物に値段がつけられると、立派な商品になります。

が、パワポ資料そのものは商品ではありません。パワポ資料自体に値段がつきません。あくまでも商品の魅力をアピールするサブツールです。ので、カッコイイも美しいも芸術性も必要ありません。

パワポ資料に求められるのは「 商業デザイン 」です。「 分かりやすいかどうか? 」です。美術や芸術と異なり分かりやすさをロジカルに解説できます。なぜ分かりづらいのか?を解説できます。どうすれば分かりやすくなるのか?を解説できます。逆に言うと、解説できない資料になっているってことは、それは、ビジネスのパワポ資料としては、不正解です。

美術・芸術「 好き嫌い(好み) 」「 独創性、個性 」
商業デザイン「 ロジカルに解説できる 」「 再現性 」

パワポ資料の見た目の正確性は性格に依存します!

パワポ資料の見た目の正確性は、性格に依存します。

大らかな人、大雑把な人は不向きです。
繊細な人、細かい人が向いています。短気で粗探しが得意な人が向いています。ちょっと嫌な感じの人です😁

感覚的な人は不向きです。
ロジカルな人が向いています。

パワポ資料作成は「 チーム戦 」です

見た目をととのえるには、ロジカルに解説できる人に任せましょう。適材適所です。会社組織の上層部がこの理解をしていると、役割分担がスムーズです。が、上層部がこの理解をしていない場合は、個人口撃が始まります。マジで不毛な時間です。彼や彼女にもちろん責任が無いわけではありません。が、向き不向きはどんな仕事にもあります。不思議なことに、パワポ資料作成においては、なぜか「 個人戦 」という価値観が当たり前になっているので、個人が評価がされます。プロの私からすれば異常な世界観です。

パワポ資料は、他の仕事と同様「 チーム戦 」です。

パワポ資料のプロセスを大きく因数分解すると、理解してもらえるかもしれません。

STEP❶ シナリオ作成
STEP❷ パワポ資料作成
STEP❸ プレゼンテーション

です。それぞれ、求められる成果が異なります。つまり、必要なスキル、能力が異なります。こう見ると、明らかに、各STEPで向き不向きがありますよね?個人戦ではなくチーム戦でしょ?ね?

パワポ資料を作るのは上手やけど、プレゼンテーションが下手な人います。
プレゼンテーションがめちゃ上手やのに、パワポ資料が下手過ぎる人もいます。
2つ得意な人もいるし、全部得意な人もいます。

コンサルティング会社時代、いつも「 チームで 」作戦会議をし、役割分担をしていました。日頃、パワポ資料を使い続けているコンサルタントであっても向き不向きがあるんです。だからチームで作戦会議をして、それぞれの能力を補い合うわけですね。

会社員の方は、自分の向き不向きを見極めて、相談上手になりましょう。苦手なことを頑張っても大した成果になりません。得意なことを伸ばしましょう。

個人事業の方は、苦手なことはお金で解決しましょう。プロにフィードバックをもらって、自分が得意なことに専念する方が、時間もお金も気持ちも、そして成果も健全です。

「 チーム戦 」と認識を改めるだけで、見えてくる世界が変わりますよね?会社員の方は、ぜひ、上司に教えてあげてください。

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