今回のサッカーW杯を連日ライブ観戦していて改めて思ったことを書きます。
「 セミナー講座のアーカイブ提供は、顧客ファーストじゃないのでは? 」です。
では、いきましょう。
サッカーW杯が始まると同時に、DAZNに課金しました。
これでライブ観戦もアーカイブ観戦(見逃し視聴)もできます。
サッカーは1試合フル観戦するとだいたい2時間です。
アーカイブ観戦しよう…ってのも当然2時間です。
翌日には別の試合が始まり、気づけばアーカイブで観戦しようって試合が3試合、5試合と積み上がる…。
そうやってアーカイブを貯めている間にも、現実のW杯はラウンド32、ラウンド16と進んでいく。
で、NEWSやSNS、誰かとの雑談から結果が耳に入ってきます。
Q:結果を知ってしまった試合を、わざわざ2時間も観るか?
A:NONONO!観ない!観まへん!
これが「 LIVEで観る価値 」なんやと、改めて実感しました。
だから私、W杯始まってから、ライブで2時間をフル観戦するか、ハイライト観戦するか、にしています。やっぱ、結果が分かってから2時間ってのは、サッカー専門で仕事をしていない限り、なかなか素直に楽しません!
そう、楽しみたいですからね。
「 アーカイブを残します 」は受講者ファースト?
で、講師です。オンライン講師の「 アーカイブを残しますね 」です。
コロナ禍以降、オンラインセミナーが当たり前になりました。
当初、ライブセミナーが主流だったオンラインセミナーも、次第に「 アーカイブ視聴(要は録画視聴) 」も可能という流れが一般化してきました。
「 当日参加できなくても安心!アーカイブを残します 」っていうあれです。
が、本当に受講者ファーストなのか?という問題提起です。
私はオンライン講師です。し、受講生としてオンライン講座を、ライブも、アーカイブも両方受講してきました。で、経験上、アーカイブがあると知った瞬間、私のマインドがこーなります
( 後で観ればいいか… )
が始まります。なんか集中し切れないあの感じ…。
あなたはどうでしょう?
つまり「 後から観られる安心 」が「 今、講師の話に集中する 」を奪っているんです。
少なくとも私(n=1)に関しては、100%そーなります。
最悪の場合は、内職、浮気をしながら参加しています。
集中できていない自分をメタ認知しているし、なんかもったいない時間の過ごし方してるなってこともメタ認知しているにも関わらず、全然、今に集中できないんです。
たとえ無料セミナーだったとしても、時間は投資しているわけですからね…。
で、アーカイブ観てます?
あのときは、あとから観たらいいやと思っていたのに…意外と観ません。
これ、どれくらい視聴されてるんかなぁ…。
いつでも観られる=結局、観ない
っていう、あのAmazonPrimeの法則が働くんですよね。
講座の目的は、行動
そもそも講座の目的は、動画を観ることでも、知識を増やすことでもありません。
「 行動 」です。
今年、私が運営した【使うAI朝ジム】では、アーカイブを残しませんでした。
その日、その場で一緒にAIの画面を開く。で、訳が分からんままAIを触る。とにかくAIを使う。
AIを学ぶ時間ではなくAIを使う時間にする、というコンセプトです。
結果、参加者はAIを使う習慣ができました。
仮にこれ、アーカイブを残していれば、恐らく参加者は100%AIを使えないままだったでしょう。
というか、使わないままだったでしょうね。
起業塾やビジネス系のオンラインサロンでは、入会特典というかサロンの価値として、動画100本、300本が全部視聴可能!と謳っている場合があります。
これ、全部観る人なんか、おらんと思うんやけど、どうなんでしょう?
やっぱ、YouTubeでもAmazon Primeでも、後から観よう…ってなかなか観ないし、そもそも忘れますよね…。
「 いつでも観られる 」は「 観なくていい 」と同じなんでしょうね。
だからこそ、ライブ配信の価値は
だからこそ、ライブ配信講座の価値ってのは「 その場で実行してもらうこと 」でしょうね。
分かりやすいのは、料理講師です。
料理って、レシピをWeb検索したら無限に出てきます。
し、AIに聞けば、自分の要望に合わせたレシピをピンポイントで出してくれます。
が、です。
講師仲間でもある料理の先生の講座には、
日々、多くの主婦主夫がライブ配信の料理講座に参加されています。
不思議ですよね?
料理って、オンラインで受講するなら、それこそ、アーカイブ受講した方が
家庭の事情に合わせた時間でできますからね…
のに、私の知り合いの料理の先生の受講生だけでものべ数千人、いや万人を超えますからね…。
つまり、多くの人がライブ参加することに価値を感じているという事実があるわけです。
料理講座とか身体を動かすストレッチやヨガ講座は分かりやすいでしょう。
が、私たちが頭を使ったほうが良いのが、いわゆる座学の講座です。
いわゆる、知識だけを教えるのであれば、それこそライブ講座である意味はありません。
し、そもそも、講座にする価値すらありません。
ので、頭の使い所は「 今、この場で一緒にやる 」「 その場で実行してもらう 」ことの価値を如何に感じてもらうか?です。これ、検証が難しいのですが、ライブとアーカイブであれば、いわゆる実行率は数倍の差があるんじゃないかなぁ、と思っています。
その意味で、アーカイブを残さないってのは、本当の意味での顧客ファーストで、やさしい行動でもあります。
とはいえ…という反論があることも理解できます。
ので、考え方としては
1.ライブ限定の講座
2.動画(録画)限定の講座
3.ライブ配信とアーカイブ(録画)も可能な講座
ということを「 意図して使い分けること 」が講師としての仕事のひとつになるってことです。
※アーカイブが悪!という論点ではありません。アホとアーカイブの使いようを考えるキッカケに!です。

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