社内プレゼンは難しいという記事も一緒に読むと理解が深まります!
「 ロジカル思考を身に着けたい 」という相談も良くいただきます。
今回は「 上司にロジカルに話せ! 」と言われた場合の「 正しい 」思考と行動を書きます。
結論は
Q:ロジカルって何?
です。
先日相談いただいた方は「 理系上司3人から、いつも理詰めでフィードバックをされる 」ということに悩んでおられました。そのため、自身も「 ロジカル思考を学ばねば!」という行動動機(痛みを避ける)を持って受講申込みをされました。
例えば、プレゼンをした後に「 それ、調べ切ったの? 」というフィードバックをされるようです。どうでしょう?こんなフィードバックをされたら、あなたならどうしますか?
私は、相談者にスキルのアドバイスをすることは、ほぼありません。なぜなら、ほとんどの場合、真因はスキルではないからです。今回の場合も「 相談者のプレゼンスキルやロジカル思考力の問題ではない 」というのが、私の導いた仮説です。というか、ま、そこが問題ではありません。何が問題かと言うと
「 言葉の定義 」
です。
皆さんに質問です。「 Q:ロジカル思考って、何ですか? 」
多分、100人が回答すれば、100通りの回答になるでしょう。ロジカル思考って、結構「 なんとなく使っているけど、職場の市民権を得ているほど、言葉の定義が整っていない 」と思います。
はい、で「 ロジカルに説明しろ 」「 ロジカルの勉強をしろ 」と言ってくる上司に対して、どんな会話をすればよいかと言うと
Q:ロジカルって何でっか?
ってことを「 聞くこと 」です。
上述の「 それ、調べ切った? 」と質問されたら
Q:調べ切るって、どういう状態ですか?
Q:具体的に、調べ切るという中身を教えていただけませんか?
と、会話を続けます、私なら。どうでしょう?
「 言葉の定義を合わせる 」と言います。そもそも、指示している側と指示されている側が、言葉の定義が合っていなければ、その後もズレ続けます。
人間ってのは、自分が経験したこと、自分が知っていることでしか理解できません。ので、お互いの言葉の定義は「 100% 」異なります。100%異なるってことを、認知している人ほど「 言葉を大切に 」しています。そんな視点から、上司との関係性を見つめ直してください。あくまでもVS構造ではありません。共同作業です。いつも同じ方向を見る癖を身に着けましょう。カウンター席に座りにいきましょう。
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