謝罪で最初に考えるのは「 どう謝るか 」ではありません。
相手は、何に怒っているのか?
これを考えずに頭を下げると謝るたびに怒りが増えます。
怒りのミルフィーユ、完成です。
今週、部長Dさんから相談を受けました。
・先月の会議で社長にめちゃくちゃ怒られた
・今月、もう一度説明しなければならないので、資料と話し方を見てほしい
社長への報告内容は
・納品が終わったプロジェクト
・売上金額が、先方との見積り認識違いで「 経理処理後に 」下がった
というもの
※3,000万円が2,000万円に下がるような、大幅な減額イメージ
発生した経緯がややこしかったので、Dさんは資料を使って会議で説明しました。
すると社長から「 全然わからん! 」と激怒され、今月、改めて説明を求められているとのこと。
実は先月も、Dさんから今回の相談を受けています。つまり私は一連の経緯を知っています。
で、私の予想では、社長が怒ってるのは、そこじゃありません。
たぶん
「 なんで金額を下げる前に相談してへんねん! 」
「 なんで勝手に決めてんねん! 」
「 なんで事後報告(会議)やねん! 」
こっちです。
社長の「 説明が分かりづらい 」ってのは、怒りの飛び火です。
先月、Dさんからこの相談をいただいたときには既に「 判断した後 」でした。
ので、私は「 これ事後報告ですね… 」「 しかもお金のこと 」「 ブチギレられるかも 」と予測し「 もう結果が変わらないのであれば、言い訳せずに謝った方が良い 」と、お伝えしていました。
だからです。
「 今月、本当にもう一度、経緯説明を求められているのか? 」が疑問です。
「 そんなこと言うてるんちゃうねん! 」と、怒りが、もう一枚重なるんちゃうかなぁ…と懸念しています。
Dさんは、なんとか向き合おうとされています。この姿勢は間違っていません。
が、エネルギーを注ぐ場所が、ちょっとズレています。
必要なのは、分かりやすい資料でも説明でもありません。
「 相手の怒りを言語化すること 」
Q:そもそも、相手は何に怒ってるんだ?
謝罪で大切なのは、この問いへの解像度をあげることです。
今回の相談でいうと「 社長の怒りを社長の言葉で言語化すること 」です。
「 で、社長、いったい、何に怒ってるんですか? 」
なんて聞いたら、火に油まみれです。
ので、一生懸命、相手になり切って妄想するんです。
( 本人すら、怒りの正体に気づけていない場合もありますからね! )
「 相手は、何に怒っているか? 」
その怒りに対して、謝罪をするのが謝罪です。
今回は「 もう一度、説明しろ! 」と怒られたようです。
それでも、一度、こんな妄想をしてください。
「 社長が、誰にも聞こえない運転中、私のことを罵っているとすれば? 」
「 説明が分かりづらいんじゃあ、ボケっ! 」ではないでしょう。
今回のケースでは
「 親会社からの信用を失うやんけ、どーしてくれんねんボケっ! 」
「 お金のこと、何を勝手に判断してんねん、ボケっ! 」
こんな妄想をすることで、何に対して謝るべきかが見えてきます。
日常でもありますよね。
( ん…それを聞きたかったんちゃうねんけどな… )ってズレちゃっていること。
まず、相手の怒りを相手の言葉で言語化すること
誰にも聞こえないときに、私を罵っているとすれば?
怒りが積み重なるミルフィーユは、味わいたくありませんねw

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